とりあえず公式サイトの予告編見れ!(でもなー、あまりバンドの音楽が使われていないのが不満だ……!!)
スゴカッタ……。うわー、今週で終了じゃなかったら、絶対にリピートしている!
ニューヨークのハーレムの高校を卒業して、アトランタのA&T大学にマーチングバンドの特待生として入学したデヴォン。スネアドラムの腕は確かに天才的で、上級生のリーダーをタイマンでぶっとばしてしまうほど。しかし、自惚れが強く、自己中心的な性格がトラブルを呼び……。
というストーリー。バンドだけどスポ根。直球ど真ん中剛速球のスポ根。つーか、ストーリーは、これでもかというぐらい単純明解そのもの。全てことごとく予想通り、いや、ある意味予想以上なのだが。
この映画のストーリーの凄いところは、デヴォン君が、ドラムの腕に関しては完全無敵超人であるということじゃなかろうか。すごい、こんなに無敵なヒーローはいないってぐらい強い。中盤、彼にある重大な弱点があることが明かされるのだが、それとて、彼の類稀な才能を強調することにしかなっていない。彼は音楽的に挫折することはない。普通の映画なら、そこでもっと上手い人を出してきて、葛藤があるものだと思うのだが、まったくなし!
で、そういう超天才君が主人公で、嫌味じゃないのかと言うと、これが結構嫌味なのだった。広瀬のいない中沢だけの『800』、スマイルのいないペコだけの『ピンポン』みたいな。下級生のデヴォンにあっけなく抜かれるショーンや、数少ない白人のバスドラマー君、勝つための音楽を強いられる監督の葛藤に焦点を当てれば、もう少し重みが出たのかもしれないが、おかげさまでかなりライトなストーリーになっている。
だがしかし、いや、だからこそ、それでもこの映画はすーっごくいいのだ! デヴォンの演奏を含めたマーチングバンドの演奏そのもののドラマ性、迫力には、どんなストーリーも太刀打ちできないかもだ。つーか、ごちゃごちゃしたストーリーなんかあったら邪魔邪魔邪魔。あのぐらい安心して見れる単純なストーリーでないと。ただひたすら、音楽と音楽のぶつかり合い、音対音のタイマン! 超セクシーなチアガールズ、ひらめくシンバル、太鼓のばちとばちのぶつかり合い、気迫と目線で相手の音をぶちのめす!
118分の上映時間の、恐らく5割ぐらいが演奏なんじゃないかな? もっと聞かせて〜!!というぐらい癖になる、昂揚するリズム。うわーん、上手く言い表す言葉が見つからないよ!! いかんせん、音楽に関する知識があまりないので、音楽の文脈でこの映画を見ることが出来ないのが残念でならない。相手校の演出のあざとさとか、A&T校の最後の演目の面白みの質なんてのは、私には多分読めてないんだろうなあと思う(あそこは、イントロが流れた時点で「おお、あの曲をアレンジするのか!!」とわくわくするところなのだろう)。ドラムタイマンも、見る人が見れば、もっとエキサイティングに移るんだろうなあ(碁がわからない『ヒカルの碁』状態)。
いやしかしそれでも、劇場で大音響のドラムの音を堪能するだけですごくハッピーになれる、そんな映画。今週いっぱいしかやっていないのが残念だけど、無理してでも見る価値ありだ。21:15〜レイトショーもやっているので、お見逃しなく! 私も今週中にもう1回見に行ってもいいかもだ!!
スレは4/13〜で254……orz。
佐藤哲也の新刊『熱帯』が、8月下旬に文芸春秋から発売されることが決まったようです。嬉しい(T△T)。ありがとう、文芸春秋の担当さん!! 以前あった、日本の夏は暑いという話ですが、そこへ謎の秘密結社や外国の間諜、謎の官僚組織や謎のソフトウェア開発プロジェクト、謎の水棲生物などが絡みます。とのことで、沢蟹まけるチックなのかしら?
……つ、ついでに沢蟹も文庫化を……、ダメ? 復刊.comは、現在46票。
「沢蟹まけると意志の力」 佐藤 哲也【 bk1 / amazon / Yahoo! / 旭屋 / Jbook / 紀伊國屋 / 楽天 / skysoft 】
「スペシャリストの帽子」 ケリー リンク (著), Kelly Link (原著), 金子 ゆき子 (翻訳), 佐田 千織【 bk1 / amazon / Yahoo! / 旭屋 / Jbook / 紀伊國屋 / 楽天 / skysoft 】
読書部のページに、向井さんによるレジュメが上がった。
私は『人間消滅』は割りと好きな方だなあ。逆に『ドナー・パーティ』は好きじゃない。この二つは、あの単行本の中ではわかりやすいものどもだと思う。でも、どれが一番、というのが決めにくいのは確か。
再読せねば。
「スペシャリストの帽子」 ケリー リンク (著), Kelly Link (原著), 金子 ゆき子 (翻訳), 佐田 千織【 bk1 / amazon / Yahoo! / 旭屋 / Jbook / 紀伊國屋 / 楽天 / skysoft 】
読書部第一回活動に参加してきた。
初読は、どの短篇も「何か」を期待させる書き方でありながら肩透かし?みたいな感想だったのだが、再読してみてなんか、「ハチクロの山田がだめになっちゃった話っぽい」と思ってしまったのだった。「私の友人はたいてい三分の二が水でできている」とか。そう思ってしまうと、不思議要素がみんな、『アリー・マイラブ』のダンシング・ベイビーみたいな、妄想や考え過ぎの産物に見えてしまって、なんか嫌に薄っぺらくなってしまったぞ!という感じであった<無茶苦茶。
で、参加してみて、特に雪樹さんの言うところの、フェミニズム的な視点を聞いて、ほへー、となっとく。なんだか気持ち悪かったものも、なんとなく丸く収まるような気がする(その収まった形が好きか嫌いかは別にして)。「黒い犬」とか、全然そんな風に読んでなかったもんなあ。向井さんのダメ男萌えも、なかなか新鮮であった。
元ネタ探しもそうだけど、自分一人では考え付かないような解釈が聞けるのが非常に面白かった。そういう意味では、第一回のお題がこれというのは正解でした。
すうぷカレー「うどん」もおいしかったし、ハチクロめしも衝撃的だったし、二次会の飲みも非常においしくて、味覚的にも盛り沢山でありました。うほッ。