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ざぼんの皮 2004年 04月


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Apr.11,2004 (Sun)

衣替え

 友達に手伝ってもらいながら、服の処分。あー、私、秋にまともに衣替えしてなかったんだ……。手元に出していたら着ていたのに、という服がまるまる二箱出てきて、落ち込む。こりゃ色んな意味であかんわ……。

 私が着ない服で、気に入ったものがあればということで、友達に2,3着(+カーテン)を引き取ってもらい、スポーツバッグ1つと、紙袋1つ分の春夏物はリサイクルショップ行き、ごみ袋二つ分を処分(予定)。でも、リサイクルショップでは2着しか引き取ってもらえなくて、130円にしかならなかった……orz。片道の電車代にも届かない。でも、捨てるつもりのものなんだから、いいや。まあ、こういうのが安物買いの銭失いってことなんだろうなあ。

 それでも、金遣いが相変わらずV-MAXモードで、今日はお財布を買ってしまった。何ヶ月か前に、絶対に私好みの財布があるよ!と教えてもらっていたんだけど、てっきり別のものだと勘違いしてスルーしていたのだ(別の階の同じ位置の店に似たものがあったので)。実物を見てみると、確かに物凄く私好み……。しかも、もうほとんど売りきれてしまって、色も現品のみ一色。でも、可愛い上に、使いやすそう。結局、散々逡巡した挙句、購入。あまりカードは沢山入らないので、先週買ったカード入れ(<買いすぎ)と共に、お財布まわりも一新するのにちょうどいい。

 おかげで、アロマ関係のことも教えてもらいながら、一つも他のものは買えず。とほほほほ。でも、色々手伝ってもらって感謝ですわ。押入れの物がほぼ半分になったよ……。

 ところで、長風呂の弊害は本は読めても感想が書けないことだと思った。まあいいか。

去年の今ごろ……

Apr.13,2004 (Tue)

CLIE見つかる。

 去年の年末なくしたと思っていたCLIEが、見つかった。って、会社の机の下に、ぽとんと落ちてた……。えーーーーっ、なんで!?という場所に。何かに隠れていたわけでなし、何度か掃除もした場所に、ちょっと覗き込めば見えるところに。4ヶ月も? なんだそりゃ。もう本気で実録・ナイナイの神様は実在する!あるいは『姑獲鳥の夏』という、そのまんまの状態。はああ。

 でまあ、良かったのは良かったのだが、昨夜はHotsyncが上手く行かなくて、四苦八苦。接触不良だったのかなあ。今日は調子がいいので、寝起きだったからなのかも。それから、使おうと思って買ってあった家計簿ソフト『マスターマネー家計版4』【amazon.co.jp】のコンジットが上手くWindows上に作成できなくて、これも今日メーカー問い合わせて力技で解決したり。

 しかし、正直、ここ4ヶ月Palmなしで過ごしてきて、別になくてもいいかも、という気になっていたのも事実。せっかく出てきたのに、あまり喜びがない。先月でWeb家計簿が崩壊したこともあり、家計簿をつけなければ!という気はあるのだけど。

 なにはなくとも、家計簿家計簿、なんだけどね。

佐藤哲也『アニシカ王』(小説すばる3月号掲載)

 短篇集『異国伝』の、本当は最初の「あ」に並ぶはずだった小説。なので、「その昔、とあるところにそれは小さな国があった。」という例の調子で始まる。極めて面白いのに、どうしてこれが単行本化する際にはずされたのかは、謎。「アニシカ」は空想上の固有名詞なので、別の名前にすれば、どのカナのところにでも配列できそうなものだし。

 『イラハイ』系。小国が乱立する群雄割拠の時代、多くの国が田畑作りに精を出すなか、ある一国が軍事的な発展を遂げる。その国は略奪によって勢力を増し、やがて営利目的の誘拐行為を盛んに行うようになり……。という話。しかもその誘拐行為は免許制で、時代を経るにしたがって、技術的に様々な発展を遂げるようになり、革命が行われ、なんだかもっともらしい歴史が、もっともらしく書かれているけれども、よく考えればいつもの通りひっちゃかめっちゃかな話になってしまうというパターン。

身代金の請求は相手の収入に応じておこなわれなければならない。この結論に基づいて、反対勢力は実態調査の実施を宣言した。誘拐の実態調査ではなく、国民経済についての実態調査である。戦闘的な民間調査隊が各戸に押し入って質問を加え、必要な場合には暴力も加え、家族構成、職業、世帯の収入と支出などを詳細に調べた。
 ラストシーンの馬鹿馬鹿しさも最高! 『異国伝』の番外としても、もちろん単独の短篇としても、おすすめ。

 ……なんだけど、今読むには、た、タイミングが、タイミングが……。ニュースで、イラクの外国人誘拐が盛んに報道されるのを見るたびに複雑な気持ちになる。911でも凄い本読んでたけど、これもたいがいだな。

 あと、河出から出た『異国伝』に対して、「小説すばる」が集英社だからなのかもしれないけれども、(著者紹介以外の)どーーーーーーーーーーーーーこにも『異国伝』の記述がないのは、あまりにも勿体無い&読者に対して不親切ではないか。単独で読んでも確かに面白いけど、あの同じパターンを延々と繰り返すおかしみも、このシリーズの大切な持ち味の一つだと思うので、この紹介の仕方には、非常に不満がある。……というか、これは将来的にどこかの短篇集に収録してもらえるものなのかなあ? かなり心配。

 ともあれ、佐藤哲也ファンは読むべし。

異国伝「異国伝」 佐藤 哲也
サイズ: 182 x 128cm 発行: 2003/09 価格:
ISBN4-309-01579-4
『愛情の代価、魔王の機械、ンダギの民…。「あ」から「ん」まで、見たことも聞いたこともない45の国をめぐる人跡未踏の旅。寓話集のような、教訓話のような正しい小話が、著者のマジックでグニャリと歪む物語集。』

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去年の今ごろ……

Apr.16,2004 (Fri)

映画『公園からの手紙』

(90分・35mm・カラー)
CARTAS DEL PARQUE
1913年、中部の町マタンサス。空を飛びたいという夢を持つ青年フアン(M・パネーケ)は、自分の姿を見守るマリア(I・ロペス)と恋におちる。二人は互いへのラブレターを代筆屋ペドロ(V・ラプラーセ)に頼むが、ペドロはいつしか代筆の仕事を越えて、自分自身のマリアへの恋心を手紙にしたためるようになる。文豪ガルシア・マルケスの原作を元に、奇妙な三角関係をロマンティックに綴ったスペインとの合作で、天才ジャズ・ピアニストのゴンサロ・ルバルカバが音楽に携わった。
'88(ICAIC=テレビジョン・エスパニョーラ)(監)(脚)トマス・グティエレス・アレア(原)(脚)ガブリエル・ガルシア・マルケス(脚)エリセオ・アルベルト(撮)マリオ・ガルシア・ホヤ(美)フェルナンド・ペレス・オレリ(音)ゴンサロ・ルバルカバ(出)ビクトル・ラプラーセ、イボンネ・ロペス、ミゲル・パネーケ、ミルタ・イバラ、アドルフォ・ジャウラード、エリオ・メサ、パウラ・アウ、アメリタ・ピタ、ダゴベルト・ガインサ、ラウル・エグレン、ホルヘ・アリ
 東京国立近代美術館フィルムセンターの「日本・キューバ外交関係樹立75周年記念 キューバ映画への旅」で上映されたもの。国立というから、もっとボロいものを想像したんだけど(*1)、きれいで座席も座りやすくて見やすくて、うわーん、こんなプログラムが500円で見られるのなら、銀座に勤務したい!と思っちゃうよ。でも、平日3時なんかに上映されるのは酷いよ!!

 まず、オープニングタイトルのアニメが圧巻。正直、このアニメを見ただけでも、今日来た価値はあった……と思って感涙した。結構長い(2〜3分)音楽にあわせて、線画で男女のまぐわいがアニメーションで描かれるんだけど、えーっと、『クイズダービー』とか『世界ふしぎ発見!』の回答モニターでカラーのものを想像してください。そこに回答者がさらーっと、(ものすごく)荒い(最初は何だこれ?と思うような)線画で、人物を描く。一つの場面、一つの人物、体のパーツを書き終わったら、エアブラシみたいなスプレーで前に書いた線画を塗りつぶしながら、動きを上書きしていく。最初よりそっていた人物が、絡み合い、横たわった女に男の体が重なり、体を開き……というのが、なめらかに動き、描き出される。死ぬほどかっこよかったよ(T0T)。これだけでも、短篇アニメとして売れるんじゃないか? 荒いので、エロチックではあるけど、嫌らしくはなくて、すごくかっこいい……。

 で、本編の方は、オープニングのエロさからは拍子抜けするほど可愛い映画だった。お尻がもぞもぞするぐらい、可愛すぎるよ代筆屋……。

 「空を飛びたいという夢を持つ」少年というから、てっきりチョコレートを飲んで空中浮遊をしようとしているのかと思ったら、まっとうに(?)気球で空を飛ぶことを夢見る薬屋の下働きの少年。研究熱心で、店の中庭で熱気球を飛ばそうとしてぼやばかり起こしている彼が、公園で令嬢マリアに恋をした。少年は、代筆屋のペドロに恋文を依頼する。しかし、恋文を受け取ったマリアもまたペドロに代筆を頼んだことから、ペドロは二人それぞれに恋の手ほどきを伝授しながら、延々と自分が書いた恋文に返事を書く羽目に陥る。やがて、少年が夢を賭けて町を去ったとき、ペドロは……。

 ペドロが書く恋文を受け取りながら、ペドロに相手の言葉の素晴らしさを語る二人。彼らが恋しているのは、恋文なのか、相手なのか? 自らが描いた恋愛のシナリオに、いつしかのめりこみ、マリアに恋してしまった自分に気がついてからのペドロが、可愛くてたまらない。ペドロは、かつて結婚してまもなく妻を亡くして以来、やもめを決め込んで生きてきた。髭をはやし、いつも仕事場(駅前?の売店みたいな露天)ではスーツを着込み、マリアには自らを「老人だから」と語り(多分40行ってないよね?)ながら、人生や恋愛のアドバイスを施す。そんな風に「オトナ」を演じていた自分が、(恐らく十代の)少女に切ないほどの恋をしてしまった……。しかも、最初から完全な横恋慕が運命付けられている恋。仕事のやる気もうせ、少年からの代筆の依頼も断り、酒におぼれ、売春宿に行っても気が乗らずに売春婦に相談に乗ってもらったり、あーもう俺ってバカ!といういらつきの描写がたまりません。

 原作がガルシア・マルケスということで見に行ったけど、それっぽいところはあまりなかったかな。恋文の歯が浮くような詩は、なかなか良かった。ただ、南米、キューバの街の雰囲気とか、暮らしぶりを見ることが出来たのが嬉しかった。結婚式の歌歌いにも感動。可愛い映画でした。

 でも、字幕が見にくすぎ! 白地に白がかぶっていて、目を凝らさないと見えないから、字幕を読んでいる間画面を見ることが出来ずに、すごく困った……。

*1: ふくやまけいこの『えんにちあいこうかい』で燃えちゃったよ〜と書かれていたのがこれのことなんだよね?
去年の今ごろ……

Apr.18,2004 (Sun)

戸梶圭太『The Twelve Forces―海と大地をてなずけた偉大なる俺たちの優雅な暮らしぶりに嫉妬しろ!』角川書店

The Twelve Forces―海と大地をてなずけた偉大なる俺たちの優雅な暮らしぶりに嫉妬しろ!「The Twelve Forces―海と大地をてなずけた偉大なる俺たちの優雅な暮らしぶりに嫉妬しろ!」 戸梶 圭太
サイズ: 182 x 128cm 発行: 2000/12 価格:
ISBN4-04-873261-7
『温暖化が進む地球は切実な危機を迎えた。地球上の二酸化炭素の量を減らすには、ある古文書に記された物質が鍵を握ると知った大富豪ランドルフは、あらゆるジャンルのスペシャリストを集め、調査を開始する。』

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 池上永一がはまっているらしい戸梶圭太の本。文学賞メッタ斬り!のトークショウでお勧めされていたので、読んでみた。

 ……すげー……。池上永一と確かに傾向は似ているのだが、マジックリアリズム的雰囲気を抜いて、トンデモSF分を高めて、下世話にした感じ……というか。よくまとまって、お行儀がいい『レキオス』?(サマンサ・オルレンショーみたいな女性が格好いい!)と思ったら、何じゃこのラストは!?(--;;;; この落とし方は凄いなあ……。感動した。ものすごーーーーく面白かった。

 キャラクターの個性は強烈なんだけど、それほど立っている感じがしなくて、群像劇っぽいごちゃごちゃした迫力とか、躍動感に欠けるのがちょっと残念。12人もいるのになあ。それに、何というか、そもそもオルキーディア=二酸化炭素除去装置という設定自体がある特定のイデオロギー(つーか、価値観というか)に基づいたもので、それがまさかそのままそういうものという展開にはるとは思っていなかっただけに、地球規模でご都合主義的な展開をするのは気になった。いいタイミングで色々な事象が起こりすぎ(というか、そもそもあれら全てがオルキーディアが起こしたことなんだろうか)。主要キャラクターも右へならえ的に同じ方向を目指していて、そこにツッコミがいない物語であるような気がする。とにかく、狭い価値観が物語を支配してしまって、本当ならもっと大きく広がるはずだった風呂敷を小さくしか広げられなかった感じ。でも、そうでありながら、畳まずに放ったらかしで終わらせたことには、天晴れと言いたい。ボケっぱなしの漫才の、最後の最後で、物凄い裏手ツッコミが入って、コンビごと奈落に落ちたみたいで見事なお手並みであった。……という意図なのかどうかは知らないけど。

 面白いことは、すごく面白かった。でも、もっと物語とイデオロギーを切り離して、突っ走ったものを書いてもらいたい!

泳ぐ

 お昼ご飯を食べたあと、道端で猫の喧嘩なんぞを10分ほど眺めるうちに(エキサイティングであった)、あまりの天気の良さに切なくなってしまった。ので、泳ぎに行くことにした。屋根付きプールだから、天気は関係ないんだけど。

 ちゃんと泳ぐのは9月以来かな。きちんと定期的に泳いでいたのは、おととしの年末まで。保存食品に埋もれていたヴァームを取り出してみれば、賞味期限が4月8日。でも、きっちり仕事してくれました。

 間に休憩5分をはさみ、きっちり1時間泳ぐ。久々なのにドーピング効果は抜群。結局、体がへたる前に、腕が音を上げて切り上げ。気持ち良かった。平日でもいいから、やっぱり定期的に通おう。こないだ銀座のマツキヨでヴァーム105円を5袋買ったばかりだし(ちょっと賞味期限が短いのだ。11月頃)。

 ところで、休憩時間に、レーンの間に浮いている奴(名前知らない)の巻き取り機に太ももを軽く(本当に軽く)ぶつけたら、内出血の茶色いあざになってしまった。錆でもついたのかと思った。今は青く腫れている。血管弱すぎ。たんぱく質最近取ってないからなあ<料理サボりすぎなのだ(´・ω・`)。

 と言いつつ、今晩は菜の花とキャベツのペペロンチーノ。ノーたんぱく質はデブへの道。これから鯛めし仕込みます。

去年の今ごろ……

Apr.19,2004 (Mon)

筋肉痛

 風呂から出たら、1時間半経っていた。読書はそんなに進んでないのに。イアン・マキューアン『夢みるピーターの七つの冒険』、半分まで。

 筋肉痛は、朝方脹脛に、午後から腿にあがってきて、イタタタタタ。帰りに無印に寄ったら、マッサージオイルが割引されていたので、ミントとティツリーを購入。ちなみに、400円が262円(税込)になっていたんだけど、2つで525円取られそうになったので、1つずつ勘定してもらった(--;。他に客いなかったし。

 風呂上りに、髪をティーツリーで整えたあと(ヒノキ臭い、という程の匂いはしない。っていうか、こういう使いかたしていいのか謎)、美容.comを参考に、ミントで足を揉む。足首から脹脛、太ももに向かって。おお、案外ちゃんと気持ちいい。そこで、足裏とかお腹とか、肩とか腕とか、マニュアル通りに揉んでみた。オイルは朝になるとさらさらに吸収されているそうだが、とりあえず、足の裏が滑りそうで焦ったよ。効果あるのかなあ。なくてもいいんだけど。

 久々に美容板に行ったら、水泳で痩せる!スレのまとめサイトができていた。

 関係ないけど、夜の雨の音って、大好きだなあ。

夢みるピーターの七つの冒険「夢みるピーターの七つの冒険」 イアン マキューアン (著), Ian McEwan (原著), 真野 泰
サイズ: 182 x 128cm 発行: 2001/11 価格:
ISBN4-12-003200-0
『ぼく、夢をみているんだろうか、それとも…。空想少年ピーターのスリリングで、ちょっぴりせつない秘密の冒険。ブッカー賞作家が贈る、とっておきの物語。』

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去年の今ごろ……
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