そもそも、携帯を写メール付きにしたのは、猫が撮りたかったからなんだけれども、なかなかうまくいかなくて。でも、今日は、道端で出会った雉虎白の美猫ちゃんが、誘ったら、膝に乗ってくれたんだよう(T^T)g。超かわいい。超嬉しい。というわけで、やっと激写。
%河野貴美子『ちょい似イヌ―ココロがカユくなるぬいぐるみたち』エクスナレッジ
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実物を見たら、似ぬいぐるみと本犬の写真集で、型紙は一切なし。作り方の本じゃなかったのね。悲しい。ネットで衝動買いしなくて良かった……。
週末は叔父宅に2泊。びっちり飯炊きのみで、こんなんでいーんかとかいう感じだけれども、作ったのは、餃子とちゃんぽんとトマトシチュー。作り置きはクリームシチュー。地下にあった林檎の半分以上が傷んでいたので、無事なものを似込んで、鍋いっぱいのジャムを作る。一応熱湯消毒した壜につめたけれども、砂糖を入れていないから、お早めにお召し上がりくださいなのだ。1/3はパックに詰めて冷凍。
残りの時間は、寝転がって読書……のはずが、本を広げながら、うとうとしまくり。それでも、エリクソン『黒い時計の旅』と、ショヴォー『名医ポポタムの話』を読み終わった。どちらも満足。感想書かなきゃ。
んで、その後は、インドネシア料理と中国茶館のコンボ。インドネシア料理は、オーダーが全然通らず、ぶー。中国茶館は、凍頂烏龍がいい感じ。点心類は、ちょっと濃い目の味付ながら、おいしかった。
部屋に帰って、新品の湯沸しポットでお茶しながら、クッキー食べてふにゃふにゃ。部屋で読書が進まないのはどうしてなのかなー。
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%ドゥニ・ゲジ『フェルマーの鸚鵡はしゃべらない』角川書店
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「わたしゃ、弁護士がいなきゃしゃべらないよ!」と叫ぶ不思議なオウムを蚤の市で偶然手に入れた少年マックスと車椅子 の老人リュシュ氏。その日から周囲で次々と奇妙な事件が発生する。オウムを奪おうとするマフィアの暗躍、謎の死をとげ たリュシュ氏の友人、そして死者から託された数学に関する貴重な書物―。複雑に絡みあった謎のカギを握るのはこのオ ウムなのだろうか?古書店「千一冊の文書館」を営む、一風変わった車椅子探偵が、友人の死の真相をさぐるため、唯一 の手掛かりである数学の世界へ謎解きの旅へ出る。ピラミッドの高さはどのように測る?220と284の不思議な関係と は?正方形の対角線は測れない?立方体の祭壇を二倍の大きさにするには?などなど―。めくるめく知の迷宮へいざなう 数学ミステリの傑作。表紙のオウムが可愛くて、……中身は数式と図形とグラフだらけでした。帰り道に読む本がなくて、物色していた時に、面白そうだと思ったんだけど、値段で挫折。2900円……。結局、無料情報誌「ホットペッパー」をぱちって来たんだけど、これがつまらなくて(i-i)。
サイズ: 182 発行: 1990/10 価格: ¥1,553 ISBN4-8288-4008-7
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読んだのは、図書館で借りたハードカバー版。アマゾンの書誌事項引用をやめたのは、そこにネタバレが含まれているから。ハードカバー版にも、文庫版にも、きっちり裏表紙にそれが書かれてあって(BOOKデータはそこから採録しているんだから当たり前だけど)、Webを見てもどこにだってあるけれども、できれば、触れずに読むべきだと思うから。
年老いた母の元を出奔し、故郷の島と本土を行き来する渡し舟で暮らす白髪の少年。彼が15年ぶりに帰郷し、母と再開したその時、母子の心に、謎の男の声が響いた。男の名は、バニング・ジェーンライト。兄と父を殺して、ペンシルヴェニアから逃れ、やがてウィーンで謎の人物の為に小説を書くこととなる男。彼と、彼の小説と、彼の依頼人が変容させた、「もう一つの20世紀」とは。
バニング・ジェーンライトが描く物語が、読者である依頼人に影響を与え、その影響が、歴史を変貌させる。依頼人は、バニングの物語のヒロインに自らの恋人の姿を投影し、物語と妄想が、現実を犯す。
いくつもの次元が、薄膜を通して繋がりあっているような感覚。圧力は伝わるけれども、互いの世界は分岐した地点から行き来しない。すんでのところで、触れる事を許されずに、終わる。
久々に「体験する物語」を読んだような感覚。「読む」のではなく。感情移入などとは全く違うかたちで、自分がその世界の一つにいて、同じ空気を吸っているような存在感を味わった。陰鬱で、息詰まる、いたたまれない物語の中に、自分がいて、それが一つの現実であるような錯覚。
多分それは【 テレビの画面が映す、我々の20世紀、私が(知識として)知っているニューヨークの地下鉄の出現。それをバニングが見、「彼」が体験する事によって、今まで違う世界だと思っていた物語が、突然「こちら」に侵食してくるような感覚を与えるのだろう 】。読者と小説のコミュニケーションが、文字としては書かれていない、また一つの「物語」をそこに形作っているのだ。さらりと、いかにも簡単に、そこに運んでしまう、その手腕が絶妙。
正直言って、歴史改変的なストーリーにはあまり興味が持てなかった(勿体無い!)けど、描かれる人間関係のどうしようもなさと、時代に翻弄されるやりきれなさと、この構成が胸に来て、本当に読んでいる間は苦しくなってしまった。
ところで、実は多分、私、まともに柴田元幸【bk1/amazon.co.jp】を読むのはこれが始めてなんだけど、なるほど人気の程も理解できる。多分、この小説は、本当はもっと読みにくいはずだ! この手の翻訳小説を1週間で読めたのは、私にしては異例のスピードだったしね。
それがあまりに淋しくならぬよう非常に「死」が印象的な小説でした。