眠り損ねたので、ちと発散。
自分のお誕生日に花など買ってみたり、って、親戚が入院しているんでお見舞いなのねん。もともとハイキングに行ったりしていて、体力のある方なので、結構お元気そうだった。少し安心。というわけで、日頃の体力の蓄積は重要なのですよ、本当に>両親。
その後は、お誕生日会というわけではなかったのか、プチ忘年会。3月に両親と行った五反田の岡もとという和食屋さんで、前回と同じ4000円のコースをいただく。(見なおすと)基本的には、前回と同じか。胡麻豆腐、銀杏とバイ貝と白菜でお魚巻いたのとか色々、筍と長芋と蕗と牛蒡と人参の炊き合わせ、お造り、大根を器にしたあんかけ茶碗蒸、さわらの西京焼き、雑炊、デザートにりんごといちご。付け合せは、百合根やくわいなんかの、お正月っぽいものが多かった。
前回と同様、炊き合わせの牛蒡や人参に感動。茶碗蒸の器になっている大根も無茶苦茶おいしくて、その下に敷いてあるほうれん草が、絶妙な茹で具合で、歯ざわり最高。しゃきしゃきなの。真似できんなあ、当たり前だけれども。細工も凝っていて、見た目もきれいだし、いやもう感動の静かな嵐が。これで4000円とは、いいんですか? 本当に。
……つーかねえ、予約して7時に店入って、9時半に出てくるまで、客が我々だけなんですよ(i-i)。もともとカウンターしかない店とはいえ、マンツーマン(板前さん1人だけど)は、とっても贅沢気分なんだが、こ、この時期これで大丈夫なんですか!?
というわけで、平日五反田に行かれる方は是非ご利用下さい。絶対に損した気分にはならないと思います。お昼のランチはとてもおトクみたい。行ってみたいけど、無理かな。
季節が変ったら、今度は本当に絶対にまた行きます。約束。
五反田駅中央改札西口(ゆうぽうとの方)から、右手に見えるAMPMの脇の筋をひたすらまっすぐ、まっすぐ進んで(ちょっと繁華街を通り過ぎた感じ)左手。よろしく。
「世界の果ての庭―ショート・ストーリーズ」 西崎 憲【 bk1 / amazon / Yahoo! / 旭屋 / Jbook / 紀伊國屋 / 楽天 / skysoft 】
読み終わって放ったらかしの本が多いなあ。帰省するまでに多少時間があるから、何とか書ければいいけれども(いやしかし、今年こそ大掃除をしたいし、パソコンも再インストールしないとダメだし)。というわけで、とりあえず、これも10日ぐらい前に読み終わった本だけど。
75頁まで読んだ時点では、「好み」と思ったんだが、読み終わった時の感想は、正直言って「?」。ニムさんが1223に書いている(保管場所)けれども、帯にある選評からの引用が最悪。そういうわけで、これから読む方があれば、帯の文句は完全無視、他の方の感想もまったく見ずに(当然、私の以下の記述も見ずに)、「素」の状態で物語に身を任せる事をオススメしたい。安心して没頭できれば、物凄くいいから。ページを繰る手を止められない。カーテンをめくるたびにあらわれる予想できない風景が作るリズム感は、かなりいい。でも、私は帯に引きずられすぎた。惜しいことをした。
ネタバレ反転するほどじゃなくても、
ちょっと間をあけて。
仕掛け? ハメラレタ? 何じゃそりゃ、なわけですよ。この帯に引き摺られて、てっきり物語的な仕掛けがあるもんだと思って読み進んでしまったから「?」となってしまった。読み落としたか、私、と思って、少しぱらぱら読み返してみたけれども、そういうわけでもなく、一体何なんだと考え込んでも「解からない」。でも、そういう小説じゃないのよね。
不思議なところは、何一つ無い、んだけれども、実のところそうであっても、不思議世界と現実世界が薄膜を介して融合しているような、透過する膜が複数の世界を侵食していくような、そういう感じを味わいながら、でも境目は残酷なまでに「区別」されているのを感じて溜息をつく。その辺りの書かれ方は、『航路』と似た感じと言っては語弊があるかもしれないが、非常にきっちりしている。
実のところ、メインラインであるリコの物語は、キャラ、展開共に粘度が高くてバタ臭くてかなり嫌いなタイプ。でも、そこから零れ落ちて勝手に育っていく物語たちが物凄く鮮烈で魅力的なので、それに負けないために、これぐらいねっとりしていないとダメなのかも。それが著者の意図するところかどうかは知らないが、全てのパートが、これだけ相互に(接していながら)不干渉であるにもかかわらず、決してばらけずに、浮きも沈みもせず、全体に不思議な統一感があるのは、凄いと思った。ていうか、「アヴァンポップでお洒落な現代小説」ってナンデスカ?
しかし、一般受けはしないだろうなあ。うーん。
1話〜2話Aパートは初見なんだけれども、あひるにとってここまでシビアな話だったとは。ちょっとびっくり。
アニメのDVDなんて買うの初めてだし、まさか自分が買うとは思っていなかった。なぜ私がこれにはまっちゃったのかというと、別に猫先生だけが全てではないし、12話のふぁきあにハートを鷲掴みされたからというわけでもなく。かなりイタイ見方をしながらはまっている自分を自覚しているんですが、卵の章のみゅうとには感情移入しちゃうなあ。感情無いんだけどね。良い事も悪い事も、何も感じずにいることができれば、すごく楽だとは思うけど。
にしても、アリクイ美っていいなあ。いいアニメだな。
『くるみ割り人形』の感想も、せっかく見に行ったんだから、忘れないうちに書かないと。
1日目。本当ならテレビ周りのお掃除をすべきなんだろうけど、あまりに天気が良かったので、サイクリングにした。久々に古巣まで足を伸ばすのもいいかと思って出発したが、自転車向きの体調ではなく、途中で引き返し、お茶。
でも、この巡回ルートはかなり気に入ったかも。古書店往路4軒、復路4軒まわれて、有名パン屋さん(しかし人少な目)でかなり舌に合うケーキセット630円(税込み)コーヒーお替わり自由でたっぷり読書。ああ、しやわせ(--*にほっこり。お土産に持ち帰ったサンドイッチもウマー。
「ラヴ・アタック!」 川上 亮【 bk1 / amazon / Yahoo! / 旭屋 / Jbook / 紀伊國屋 / 楽天 / skysoft 】
そこで読んだのが、これというのはなんとも。
というわけで、内容は置いておいて。この人の小説、かなり好きかも!と激しく思いました。内容はともかく、展開とか外し方が物凄く好み。オチも非常に良かったです。ここまでちゃんと満足させてくれる小説はあまりないわ。ていうか、無茶苦茶上手いんじゃないですか今更ですかそうですか失礼しましたm(__)m。日記、楽しく拝見しておりまする。
内容。溢れまくるリアリティ。台詞の個所は全部u-kiさん声で朗読状態。特に前半。出会いイベント発生後の展開は、それどころじゃねえんですが、面白かった。
実際のところ、おたくかどうかにあまり重きは置かれなくて、個々人のコンプレックスとかそういうものへの踏み込みも意外なほどない。「出会い」という1ポイント「だけ」がとっても重要なのか。メールを駆使して、いかにして篭絡し、おつきあいOKの返事をもらうのかとか、肉体関係に持ち込むかってところが重要視されていて、非常にゲームっぽいと感じた。んー、そういうもん?
むしろ、二人っきりの時の会話はどうしたらいいんだろうとか、一緒に何すればいいんだろうとか、そっちの方が難しくないかいっつーか、困ると思うんだが、ちゃうかなあ。実際、本当におた話しか話さない方というのはいるわけで(*1)、そういう人にとって、こういった一般サイトの非おた系初対面の人とどうにかなるというのは、ここに書かれているほど楽な事ではなさそうだし、ていうか、それを考えなくてもいい程度、見てくれへのコンプレックスもそれほどない社会性のあるおたくの物語なわけで、だからこそのお話なんだけど。
「おたく」という記号で全てを片付け、人を好きになるとかいう精神的な過程は全て切り捨て、ただ「出会いさえあれば何とかなる。一瞬の接触こそがゴール」という登場人物を描いた潔い小説でした。恋愛小説ではないよ。でも、結局「青い鳥」なのは、方向性としてはとても正しいと思った(笑)。ていうか、そう来るか!? 単なる願望充足小説でもなく、かといってルサンチマン爆発鬱々にもならず、いいオチ読ませていただきました。小劇場の舞台で見たい感じ。
これがキスか。ちゃんちゃん♪。
エスプレッソ3杯でした。
関係無いけれども、googleで「これがキスか」で検索して見つけたナンパ遍歴。ほええ(*2)。
DVD、今日はあひるに同期。体調によって違うらしい。ええのう、あひるちゃん。
番外編も良かった。こういうのしてほしかったのだわ。
夜の再放送は最終回だけど、お腹が痛い……(i-i)。
「セメント・ガーデン」 イアン マキューアン (著), Ian McEwan (原著), 宮脇 孝雄【 bk1 / amazon / Yahoo! / 旭屋 / Jbook / 紀伊國屋 / 楽天 / skysoft 】
いい本を読んだなあと思って、感想を書くためにISBNを調べがてらbk1で検索し、安原顕の書評を見てしまい、全くもうぐぎぎげごがげぐ!とか叫びたくなってしまった気持ちをどうしてくれようか、このクソボケジジイがっ!!!!! 20年前の小説だからって、内容がよけりゃいいんじゃゴルァッ!(゜Д゜) 貴様なんぞセメントの地下室で(以下自粛)
ああ、深呼吸をして気を取り直して。
低く淀んだ夢のような小説でありました。遠く霞んでいるけれども、確かに存在している家の外の世界と、いつかは覚める夢であることを意識しつつ、時間が止まった屋敷の中で、ぬるい羊水につかり続けているような。
母の言葉には呪いの力がある。迷信であったり、取り越し苦労であったり、あるいは妄想であったりする言葉も、母がそれを口にし、子どもが耳にした瞬間に呪いとなるのだ。
思春期、反抗期を越えてきた人間であれば、多分誰もに覚えがある(であろう)この感覚。止められない理不尽な欲望、それに屈服した理性がもたらす、えも言われぬ罪悪感、それに浸る歪んだ喜び。それが物語を支配する。4人の子どもが放射する暗い感情が絡み合い、時間をいっそう淀ませる。
川島誠『夏のこどもたち』と似た雰囲気、似たコンセプト、似たストーリー、似た主人公の話ではあるが、こちらの主人公ジャックは、『夏』の朽木に比べてさらに外界とのとっかかりがない感じ。どちらも好きな雰囲気なんだけれども、どちらを先に読んだから古いとか新しいとかいう感覚はまるでない。どちらもそれぞれ個別のものとして、とてもしっくり来る。いい。
とか言っているうちに時間切れ(安原憎し!)。今年の更新はこれでおしまい。では、良いお年を。