「ジョン修道士」途中。
98年ごろ、一度サンリオ版を借りて読みかけたのだが、合わなかったため、途中までで放り出したもの。確か無茶苦茶読みにくいと思ったはずだが、どうしてそんなことを思ったのだろう。無茶苦茶面白いじゃないですか。多分、情景描写がまだるっこしいと思ったんだろうが、今は機関士の、信号手の手順の一つ一つがいとおしくてたまらない。やっぱり読むタイミングの問題だったか。
ちなみに、初読時は「白い船」まで頑張ったはずなのだが、ぜーーーーーーーーんぜん内容を覚えていない。きっと上の空だったんだろうなあ。そんな状態で読みきらないで良かった。合わないと思ったら、読むのをやめて、時期を待つのがよろしい、やっぱり。
昨日の電話で、『かめくん』が気に入ったという友達に『クラゲの海に浮かぶ舟』を説明するのに、「『最終兵器彼女』みたいな話だよ」と言ってしまう私。これは全く嘘ではないんだけど、この2つは全く似ていないというのが普通だろう。物語の大枠と、発生する切なさが重なっているに過ぎない。むしろ、どういうストーリーラインに私が萌えて、どれくらいこの2つがそのツボにはまっているかという話ですな。どっちも切なさやりきれなさ大爆発で、どこを開いても条件反射的に「くー」っとなってしまう。私ってなんてワンパターンなんだ(T-T)ということを、今更強く確認してしまったのでした。
あ、朝日新聞の『かめくん』評はとても面白かった。
焼肉食べ過ぎでお腹が重い〜。チヂミが食べられて満足。
OK's Book Caseで、そういえば宮崎駿と北村薫の作風は似ているかもしれないとのことですが、今一つピンとこなかったです。というか、
思いついた作風の共通点というのは、一般化しすぎで、特徴としてはは弱いと思うんですが……。私は『千と千尋の神隠し』は別に嫌いではない(駄作、凡作だと思うけど)し、そういう点はどうとも思っていなかったり。
- 男性作家だが好んで女性を主人公にする。
- ヒロインは理想化された女性像で、意図的に肉体性が排除されている。
- いささか説教くさく、文部省で推奨されそう。
この前、「『千と千尋の神隠し』と『スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス』 のダメさは似ているよね?」と言われて、「おお!」と膝を打ちましたが、そういう感じです。って、余計分かりにくいか(^^;。ストーリーの必然性よりも、製作者の必要性が優先された物語への違和感だとか、遊園地のアトラクションみたいなちゃちでぶつぎれな展開とか、それなのに勿体無いくらい綺麗な画面と細やかな動きとか、そういうことです。脚本がまずい。
#「でも私、『スター・ウォーズ』って、あれしか見ていないんだ」というと、「じゃあ、『エピソード1』のダメさの半分も分かってないよ!」と言われてしまいました。
私は宮崎駿によく言われるようなロリコン属性を見たりしないし(ああ、でも北村薫もこの点は見ていない)、理想の女性像も物語中で必然性と一貫性がある限りは別に違和感にならない(*1)。『ラピュタ』『コナン』みたいな活劇物はむしろ大好きだし、漫画版『ナウシカ』は傑作だと思うし、『平成狸合戦ぽんぽこ』(*2)が嫌いなのは、人間を殺した狸達が大喜びしているのを、真顔で作っているのにゾッとする(戯画化しているとはいえ、ブラック臭さゼロでああいうことをされると弱い)というだけで、嫌いの方向性はまるで違うし。
否定的なものは、何でも『スキップ』というわけではないですよ(^^;。ということだけよろしく。
まあ、ついでに。昨日、友達が「会ったら渡そうと思っていた」と『ターン通信VOL.1』というリーフレットを出してきた。いやそんな(T-T)と思いながら、「ちょうだい」と言った私に、「やっぱり嫌よ嫌よも好きのうちよね」と感心していたけど、全然好きじゃないやい。あんまり気になる記述があったので。
これは『ターン』映画化宣伝用のものらしく、主演の牧瀬理穂と中村勘太郎の対談が載っている。それはあまり面白くないのだが(この二人のファンの人にはいいのかも)、1箇所、
勘太郎◎僕、面白くて、1時間ぐらいで読んでしまいました。というのにはびっくり。文庫版は426ページなので、単純計算1分7ページということは、1ページ10秒弱!? 1時間ぐらい=1時間半程度なのかもしれないけど、……速読か流し読みか。私自身が無茶苦茶遅いということもあるけど、役者さんが仕事で本を読む速度ってのは、すごいものだな。
珍しくお通じがなかった。
会社帰り、自転車のタイヤが大分ゆるくなってきたので、自転車やさんで空気を入れた。電動式の空気入れでパンパンにして、調子よく走り出したところ、前輪がかこんかこんと軽い音を立て始めた。何か引っかかっているのかと思って、スピードを緩めると、ぱーんと綺麗な音を立ててパンクした。自転車生活長いけど、パンクの瞬間を目撃するのは初めてだ。音こそ派手だったけれども、衝撃はなかった。
仕方がないので、来た道を戻って先ほどの自転車やさんに修理に出した。チューブだけではなくタイヤ自体が駄目になっていると言うことだったので、5千円ほどかかるらしい。以前替えたのが大学3年だから、6年目。寿命だな。夕方遅い時間だったので、預かり扱い。
いかん、滑った。
えーっとですね。やっぱり私、苦手なガジェットってのが確かにあって、「中近世 ヨーロッパ キリスト教会 魔法」辺り。これが濃く絡んでいると、話が頭に入らなくなる。なぜか頭がぼーっとしてしまうんですよ。集中できなくなる。これ、真面目な話(大汗)。他には佐藤亜紀『鏡の影』でも似たような経験をした。『バルタザールの遍歴』は大丈夫なのね。どうしてだ?
というわけで、なのかなあ、恥ずかしながら、何の話なのか理解できなかったんです(T-T)。機関車や信号の描写や【通信機によって戦況が暴かれる所(てっきり女領主が発電がらみで武器を作り上げるのかと思ったら、こんな地味な手で転覆にかかるとは。ここが一番わくわくした)】には萌えるし、閉鎖的な状況での人々の苦悩や人間模様には感心するし、女主人公達も格好よくて人間的で好きなんだけれども(確かに宮崎駿だ。機械の描写も含めて、『ラピュタ』だ)、多分私はこれが何の話だったのか、肝心なところが全然わかってないと思う。歴史がどのように進んでいったのかまではなんとかついて行けていたんだけれども、【古い人って何? なんでラストでこんなこと言い出すの? 古い人がらみの筋は、途中から私の脳味噌のノイズキャンセラーが勝手に全部カットしちゃったのでした。よくわからなかったので。無茶苦茶な読み方しちゃったなあ】とか、オチに絡む所が全く頭の中で構築されない。ついていってない。多分ただの歴史改変物だったらついていけたと思うんだけれども。苦手の自覚はあるので、相当振り落とされないように注意して行ったのに、そんな所で足元を掬われるなんて(i-i)。
もう1回読むかなあ?
というやつは、本当に癖になるらしくて、ずーっと夢見が悪い状態が続いている。今朝は酷くて、明け方から何度も何度も目が覚めた。一番最もらしい悪夢では、強盗に入られて、相手の武器を奪っては窓から捨て、果敢に戦っていた。なぜか私の武器は菜切り包丁。出刃の方がいいと思ったり。あとは、昼ご飯に入ったタイ料理屋で、メニューを決めることが出来ずに焦る夢とか。これは今日タイ料理屋に行く約束をしていたためかと思われる。カレーは旨かった。
で、寝不足のせいか、晩御飯を食べた後、気分が悪くなり、8時過ぎには床に着いた。起こされたくなかったので、念の為電話の音も消していたのだが、こういう時に限って2件も留守録が入っていたりする。
ああしかし11時なんて中途半端な時間に起きてしまった。暑くて寝入りにくいし、しまった。
2001.8.6付けで、「図書館とメディアの本 ず・ぼん7」が出ている。おお!
7号の特集は、「非常勤職員の未来」と「学校と図書館」。非常勤職員、常勤職員双方の立場から、図書館雇用の形態について考えてみました。また、「学校と図書館」では、教育改革を軸に、学校、学校図書館、公立図書館の役割と変化を探りました。薬袋秀樹『図書館運動は何を残したか―図書館員の専門性』【bk1/amazon.co.jp】にも絡むのかしら。
この雑誌(?)は、なんとなく、サイト名と誌名が似ている(*1)こともあり、内容も図書館右翼っぽくてお茶目だし(なんじゃそれ)、気に掛けていたのだが、「ず・ぼん6」【bk1/amazon.co.jp】が1999.12.18ということは、1年半ぶりかあ。あ、6読んでないや。
特集●児童書は元気かい? 作家、図書館、出版社、書店の児童書担当者が集まっての座談会、絵本作家でもある長谷川摂子の「三人の少年、少女への手紙」など盛りだくさん。新企画・「お棚拝見隊」は、よりよい図書館の棚づくりを目指し、八重洲ブックセンターへ突撃。最後に読んだのは1998.10.24付けの「ず・ぼん5」【bk1/amazon.co.jp】らしい(日記1999.1.29。刊行ペースが……(T-T))。あの時「イカす棚づくりをしている図書館や本屋さんへ行って話を聞くの。ずぼんで連載するのヨ」という予告だけ載っていた「お棚拝見隊」は、ちゃんとコーナーとして始まっているようで、これは読んでみよう。安田ママさん(8/11)とかどうなんだろう。
謎の娘ソラから、巨大打ち上げ花火の製作を頼まれた若き花火師、玉屋清吉の運命は…。天保の改革の真只中、無茶を通したい江戸っ子達による超スペクタクル・ファンタジー。
漫画の吹き出しのように、頭の中が見えたら?心をコンピュータで解明しようとする認知科学者と、夫を亡くして書けない作家が恋に落ちた。科学と文学、「心」を捉えることができるのはどちらか?円熟と斬新、ロッジ最新の傑作長編。訳は苦手な高儀進。うーん。
なぜ、ウサギは自分のウンチを食べるのか?なぜ、ゾウやゴリラなど粗食の動物は、体が大きいのか?なぜ、大きなくだものと小さなくだものがあるのか?なぜ、食べ物は腐るのか?体が要求するものを食べるのがいちばん、とは本当か?朝食を食べたほうがダイエットに役立つのか?チンパンジー博士が歩く、動物とヒトの「食」紀行。第1章 食を決めるもの―食物ニッチ;第2章 遺伝子の散布―食べられることは増えること;第3章 味覚の不思議―なぜ甘いものに惹かれるか;第4章 薬の起源―生物間の競争が薬を生む;第5章 肉の獲得と分配―ごちそうを賢く手に入れる;第6章 変わった食べ物いろいろ;第7章 食の現在―ヒトの“食べる”を考えよう
明日から帰省。高校の友達連中と会って、実家の屋上で焼肉パーティをする以外、予定はなし。
南条武則『猫城』【bk1/amazon.co.jp】をかじったものの、あまり口に合わなかったところに、ご近所でこれを拾ってしまった。恐るべし、ご近所。何があるかわかりません。それに表紙が怖すぎます。これでは売れないのも無理ありません。一応忠実……なのかな。
でも、老舎さんてば、序でのっけから
私の十冊ほどの長編小説のなかで、『猫城記』はいちばん“パッとしない”ものである。とか、後書き「私は如何にして『猫城記』を書いたか」でも
『猫城記』は、私自身の考えでは、失敗作である。とか何をおっしゃる兎さん! とんだご謙遜を。むっちゃ面白いやんけ、これ。
火星を目指した飛行機(!)が墜落して友人も死んでしまい、生き残った主人公は猫人に捕らえられてしまった。この猫人って奴がもう本当にどうしようもなくヘンテコリンでですね。電車の中で読んでいて、ニヤニヤしっぱなし。
佐藤哲也(例としては『イラハイ』が適当か)が島本和彦なら、『猫城』は……安永航一郎? ホンダワラ帝国に真面目に対応する主人公。つーか、こういう喩え話って適当なのか(^^;。
ここのところラストで裏切られることが続いているのだが、半分過ぎてますますいい感じである。この猫都の様子なんか、『敵は海賊・猫たちの饗宴』の雰囲気でそのままアニメ化して下さい。巷の馬鹿高い古書価に内容が釣り合うかどうかはともかくとして、これは復刊して欲しいかも。是非に。
とりあえず読みかけの『猫城記』(あまり持ち歩きたい種類の本ではないが)と、新刊代表で中原昌也『あらゆる場所に花束が……』【bk1/amazon.co.jp】本棚からなんとなくスタージョン『夢みる宝石』【bk1/amazon.co.jp】、ウィングフィールド『クリスマスのフロスト』【bk1/amazon.co.jp】辺りを。
『人類、月に立つ』も実家でまったり見る予定。