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ざぼんの皮 2001年 07月


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Jul.11,2001 (Wed)

-1.6kg

 うーん、食べ過ぎてしまった……。って、麦飯が茶色っぽくなったからといって、食べ尽くさなくてもいいのでは>私。

神道

 母方のおじの奥さんのお父さんが亡くなった。おじ夫婦には子供がいないので、絵に描いたような老老看護で、5年弱……。大変だったと思う。

 というわけで、明日はお通夜のお手伝いに行くつもりなのだが、聞けば、おばの家も神道だという。私の母方の家も神道だし、父方の家も神道だし、よくよく考えたら神道以外のお葬式って出たことがないような……。絶対数が少ないんだけど。お葬式といえば、お榊という感じ。

 でも、今回の会場は寺なのだった。フレキシブル?

北野勇作『昔、火星のあった場所』再読読読

 あのですねえ(格納場所)。まとめておこうとエディタを起動したのだが、上手く説明できないと書いてますが。ちと萎え。せっかく[JUN]さんには、ぶつぶつ。

 うーん、たとえあれが読書会での幻想であったとしても、とりあえず再読している限りは、大丈夫っぽい。これが唯一無二の答えでないとしても、偶然だとすれば出来すぎ。

 やっぱりこの世界も必然性があって存在しているものなので、小説の描写にもちゃんと必然性がある。それぞれのメタファーが示すものを把握してみれば、なるほど、例えば同じ時空に同じ物が複数存在することはないし、そういうことが起こっている(ように見える)ならば、それはそうである必然性が裏に必ず隠されているわけで。一見無意味な冗談のような小話であっても、その時その場所でその人物が語る必然性があるから、そこに存在しているんだなあと感動してみたり。とにかく、みんな必死なわけだ。でも、最大の疑問は【こいつが全然ライトスタッフじゃないやん(--#】ということなんだけれども、それは真に外の話なので、関係ないっちゃ関係ないのだった。

去年の俺様

Jul.15,2001 (Sun)

暑い

 朝、暑さで目が覚める。もう、とてつもなく暑い。ただ部屋で座っているだけで、滝のように汗が流れ、水を頭からかぶったようにびしょびしょになる。部屋はどうしても空気がこもってしまうし、扇風機だけじゃ全く用はなさないし、クーラーはつけたくないし……というわけで、屋外逃亡。風がある分、外のほうが余程過ごしやすい。日陰なら。

 土曜は昼過ぎから、日曜は朝一から久々に泳いだ。1時間弱。昨日は足が釣りかけ、今日は左足付け根に鈍痛を感じてリタイア。今も痛い(T-T)。ぐねった?

 近所の汚くて古い方のプールで泳いだので、部屋に戻ってシャワーを浴びるが、髪が乾くのを待たずに、またもや汗びしょに。慌ててまた身支度して、図書館へ避難。結局週末日中のほとんどを、プールと図書館で過ごしたのだった。公共施設万歳。

目取真俊『群蝶の木』朝日新聞社【bk1/amazon.co.jp

 『水滴』【bk1/amazon.co.jp】、『魂込め(まぶいぐみ)』【bk1/amazon.co.jp】に次ぐ、3冊目の単行本。「帰郷」「剥離」「署名」「群蝶の木」(いずれも初出は雑誌「小説トリッパー」)を収録。

 全て沖縄を舞台にした短篇だが、前2作に比べると、幻想色がかなり薄くなっている。学級崩壊に巻き込まれる教師夫婦を描いた「剥離」、アパートに住む猫を駆除する署名に協力したことから理不尽な猫殺し事件の渦中に追いやられる「署名」などは、幻想色は皆無で、むしろ悪意がにじむ錯誤の世界。重松清『見張り塔から、ずっと』【bk1/amazon.co.jp】を思わせる、胸が重苦しくなる話。どちらも主人公が教職なのは、著者の私小説的な意味合いがあるのだろうが、こういうのは苦手なのだった。

 冒頭の「帰還」は、死者をテーマにしながらも、奇妙なおかしみがあって良い。唯一幻想色がある作品。弱いけど。

 そして表題作「群蝶の木」。中学時代の友人の葬式のために故郷に帰ってきた義明は、久々に4年に一度開かれる豊年祭に立ち会う。ところが、その祭の席にゴゼイという老婆が乱入し、義明に向かって「ショーセイ」と呼びかけるのだった。

 ゴゼイの打算と蔑みに満ちた、悲しい90年の生涯。人生から取り残され、阻害され、ただ生きた。境遇のせい、時代のせい、土地のせい、自らの力では抗いようもない流れに飲みこまれ、全てを奪われながらも、それでも生きてきた。ただほんの刹那覗いた光を、掴めなかった光を、大事に記憶に残して。

 図書館でぼろぼろ泣いてしまった。でもなあ、切れがないというか、まとまりが悪いというか、いまいち二人の主人公がちぐはぐというか。あまり『魂込め』で吸い付けられるように読んだ感覚には及ばない気がする。

はーぼっと

 十夜さんちで見て、つけてみた。トップページの一番下。どういう効能があるのか、いまいち分からないです、はい(^^;。

 『火星』のフレームについては、「フレーム」そのものはあるのですが、ディティールがぐるぐる。今日もまとめかけて、わやわやになってしまったのでした。ぐう。

やってTRY!「カレーを作る」

 今日久々にTBS『噂の東京マガジン』をのオープニングを見たら、ちょっと違うコーナーになっていたみたい。

 それはともかく。先日、某宅でいただいた手作りカレーのあまりの旨さに感激し、レシピを借りてカレーに挑戦することにした。

 あんちょこはミラ・メータ『はじめてのインド料理』文化出版局【bk1/amazon.co.jp】。写真も手順ごとに載っている上に、非常に簡潔で、これを見る限りは異常に簡単に見える。だいたい、ターメリック、クミン、コリアンダーさえあれば、できるみたいだ。

 土曜日、勇んで材料を買いこみ……しかし、失敗した。よもや、カレーを失敗することがあろうとは!?

 作ったのは、基本中の基本っぽい「マイルドチキンカレー」。香り出しにシナモンスティック、黒こしょう(粒)、ローリエ、赤唐辛子、味付けにターメリック、コリアンダーパウダー、クミンパウダー、レッドチリパウダー、トマトピューレ、ヨーグルト、しょうが、塩。ね、オーソドックス。

 敗因としては、コリアンダーとクミンを粒で買ってしまい、家ですりこ木でつぶせばいいやと思ったものの、擂り鉢があってもすりこ木がなかったのだった。仕方なく、包丁の柄でつぶしたり、刻んだりしたのだが、やはり粉にはならなかったため、味が出るには不足だったと思われる。

 また、玉ねぎのみじん切りも中途半端であった。せっかくスライサー付きおろし金を買ってきたのだが、まるっきりカッターの刃であることに恐れをなし、玉ねぎ半分だけ試したものの、あとは包丁でみじん切り。でも、途中で飽きたので、結構大粒のまま残ってしまった。

 そんなわけで、できあがったものは、チキンと野菜のスパイシートマト煮込み。カレーと思わなければ、充分に美味しいので、コンソメと醤油で味を足して、パンに付けていただいた。

 というわけで、日曜日リベンジを計る。今度は某宅でいただいたのと同タイプのひき肉とグリーンピースのカレー。ちゃんとクミンもコリアンダーも粉で揃えたし、玉ねぎもすりおろして、いざ!

 材料を全部投入し、あとは煮込むだけ……という段で味を見てみると、カレーっぽくない。薄い。トマトジュースの味が勝っている感じがする。まあ、水分が多少飛べばちゃんと味が出るのかな??? と思って休憩がてら、レシピの読みなおし。と、塩をいれ忘れていたのに気がついたので、投入。

 そこでふと、塩入れの中のプラスチック製スプーンに目が行った。深い。料理に使っていた小匙に比べて、深い。よく見ると、「5cc=小さじ」と書かれている。一瞬ぎくりとして、料理用のステンレスの小さじを見ると、2.5ccだよ!!

 慌てて半さじ分をさらに投入したのだった。うーん、普段はもう完全に目分量だから<ってダイエット中では(汗)、たまに使ってみるまで気がつかなかったのね。あー、しかし、がくー(--;;;;。土曜日の失敗もこれが主因だ。

 出来あがったカレーは、なかなかの美味であった。唐辛子控えめだったので、辛さはほとんどなし。茄子、ピーマン、椎茸、人参も入れて、具沢山。で、結局2人前(豚ひき肉230g=320kcal)作ったのに、全部ぺろりと……(T-T)。すげーハイカロリー。

 よし! これからはルウいらずだぞ。へへ。

去年の俺様

Jul.16,2001 (Mon)

ソルジェニーツィン『収容所群島』新潮文庫

 赤の広場で、「書記長はバカだ!」と叫んだ男が逮捕された。罪状は「国家機密漏洩罪」。……というソビエト・ジョークがあったけれども。

 佐藤哲也がアイロンがけする佐藤亜紀朗読し、Arteさん数ヶ月ごとに読み返している(6/25)アレである。おおたさんに見せてもらって悶絶し、その場でオンライン古書店イルカ書房に注文。文庫版が1〜4巻揃いで1200円(送料+350円)でした。

 会社に届いたので、昼休みから読み始めているのだが、不謹慎ながら、無茶苦茶面白いのだ。とにかくランダムにぱっと開いたページを読むだけで、あまりの無茶苦茶さに腹がよじれまくること請け合いである。確かに佐藤哲也の小説を彷彿とさせる。『イラハイ』『沢蟹まけると意志の力』『ぬかるんでから』bk1/amazon.co.jp】に通ずる不条理劇。……だが、決定的に違うところは、これがファンタジーではなくノンフィクションだということなのだ。だからこその迫力が凄い。ちょっと生まれる場所が違っただけで、ちょっと生まれる時期が違っただけで、このような境遇に否応なく落とし入れられてしまうのである。恐ろしくも空寒い。

 でも、教養も政治的思想も、歴史の素養も持ち合わせていない私にとっては、事実は小説よりも奇なりな読み物に過ぎなかったりするのが、何とも情けない。いやしかし、これ、読み出したら止まらないって!! 歴史的文学的意義はうっちゃっておいて<をいこら、とりあえず復刊ドットコムで一票を投じてみるのだ。

去年の俺様

Jul.18,2001 (Wed)

川島誠『電話がなっている』国土社

 『800』bk1】のファーストインパクトから、
丸9年間夢に見ていました。

 マジで、夢に出たこともあったしね。やっと手にいれることが出来そうです。何度も何度も図書館で借りては読み、コピーしていたあの本が。川島誠のデビュー短篇集。神様有難う〜、googleにキャッシュを置いておいてくれて……。

 そう、何しろ見つかったのが、googleのキャッシュ。血圧が上がって、脳味噌がぎゅーっと締められるような感覚を味わいながら、とりあえずキャッシュじゃない現在のページを見て、在庫を確認……しようと思ったら、

ページがないよ!!

 大本のページは既に削除されてなく、古書店のコンテンツそのものが親コンテンツのメニューからも消えている。いやもう真面目に目の前が真っ暗になってしまった。サイトの構造を見てもよくわからないし(フリースペースをシェアしているみたい)、とりあえずキャッシュにあったメールアドレスに、震える手で(本当に)在庫の問い合わせをして、時間切れ。

 帰宅後、県名は判明しているので、インターネットタウンページに登録していないかを調査するも、該当するような古書店はない。リアル古書店の電話番号でも分かれば問い合わせるのに、メアドも生きているのかどうだか〜(T^T)。と思いながら、さらに大本サイトをチェック。掲示板のログを辿ると

4月で閉店しているよ!!(号泣)

 泣きそうになりながら、古書店そのものに関係あるのかどうかよくわからないけれども、とりあえず告知が書かれている掲示板に書きこみして、友達と電話で話したりしながら、メールチェック、掲示板チェック……。あーもー、どうしてこんなにどきどきするの。でも、駄目でもともとだよなあ。きっとこれが駄目だったら、最大のニアミス事件として心の傷になってしまうに違いないよ。ああ、どうしてもっと早くに気付かなかった?<感想リンク集を更新しようと思って、豆に検索しているに<溜まっているけどさ。4月以前にも何度もやっているはずなのに、どうしてページが生きている時点で引っかからなかった、googleのばか。

 などと動揺した思いを抱えていたのだが、掲示板に在庫ありの書き込みが!!!

 嗚呼、無上の喜び! 興奮冷め遣らぬとはこのことか。ああ、嬉しい嬉しい。はっぴー。

 ありがとう、古書店様! ありがとう、googleのキャッシュ様。一生忘れないよ!!

 って、手元に来るまでが勝負<何の?だってばよ〜。らりら〜。表題作の「電話がなっている」は『だれかを好きになった日に読む本(きょうはこの本読みたいな1)』bk1/amazon.co.jp】で、「ぼく歯医者になんかならないよ」は『テストの前の日に読む本』【bk1/amazon.co.jp】で読めるけれども、「田舎生活」が入った『現代童話5』【bk1/amazon.co.jp】は既に絶版(福武だし)。それよりも何よりも、あの大傑作「悲しみの池、喜びの波」が手元におけるなんて。なんて幸せなんだ。

 でも、もちろん復刊リクエストは続行。よろしく。もちろん買うさ。10冊くらいはね。

去年の俺様

Jul.20,2001 (Fri)

-1.0kg

 夜ラーメン屋に行けば昼しかやっていないと言われ、昼タイ料理屋に行けば祝日は夜からと言われる。かわりにケーキを2つずつ食べたからいいか<よくありません。

 夜7時半から最終回のプール。振られはしなかったが、いつも使っている入り口が閉鎖されていて焦った。やっと調子が戻ったのか、50分ほど休みなく泳いで、着替えた後何気なく覗いた鏡の中の自分の、腕の筋肉のあまりの太さに恐れおののく。人事じゃないな>U。

川島誠『電話がなっている』国土社(1985)

=>川島誠ファンページ/川島誠関連トピックス

=>復刊ドットコム

=>googleで検索

=>bk1で川島誠を検索
 ゴミがいっぱい釣れて困ります。完全一致かNDCで絞るとかできればいいんだけれども(文芸だと『800』bk1】が引っかからなかったり、『しろいくまとくすのき』bk1】はあからさまに「児童」だし、割れるのだ)。でも誰も使わない気が(^^;

 というわけで、今日届きました! 有難うございます、フリースペース汎様。一生恩に着ます〜<ってどうすれば(汗)。とりあえずほっぺたをつねってみた。

denwa_hyoushi←表紙は、こんな感じ。いつもよりも大きく写っております。絵は長谷川集平が担当。ブックデザインは最新作『ロッカーズ』bk1】の表紙を担当している宇野亜喜良。「ニュー・ファンタジー」だそうです。これはまあ、図書館で見ていたのだが、

denwa_nakami→こちらはカバーをはがした本の本体の表紙。図書館で借りた本はカバーごとコーティングがかけられているので、初めて見ることが出来た。ちょっと感動。挿絵の一部なんだけど、この絵は……(^^;;;;。

denwa_sashie←中身の挿絵から比較的安全なものを選んでみた。「悲しみの池、喜びの波」より。

 これで古本屋でどうしても手に入れたい本というのは、あらかたなくなってしまった。こういう児童書は、余程名が通っているものでなければ、古本屋では買い取られないか、ゴミにされるかだ。だから、『電話』は絶対に手に入らないと思っていた。ほとんどいつでも義務のように、なんとなく児童書コーナーを無気力に眺めては「あるわけないか」と諦めのため息をついていたのだ。ああ、こんな不届き者なのに手に入れられたのは、本当に幸運だった。

 それもこれも、営業していないにもかかわらず、快く本を譲ってくださった土星堂書店さんのおかげです。ありがとうございました。いやもう。

 さあ、ゆっくり読もう。

クリフ・マクニッシュ『レイチェルと滅びの呪文』理論社1,500円【bk1/amazon.co.jp

降る雪さえ黒い、暗黒の星イスレア。ここでは邪な魔法がすべてを支配する。魔女がつくりだした邪悪な生きもの、さらわれてきた子どもの奴隷たち、あらゆるものにこめられた呪文…。はたしてレイチェルは、この星を救う伝説の「希望の子」なのか?異世界を舞台に、少女の冒険を壮大に描くファンタスティック・アドベンチャー。三部作の第一弾。

ポール・スチュワート『崖の国物語〈1〉深森をこえて』ポプラ社1,600円【bk1/amazon.co.jp

「飛空船には、背の高い若者の活躍する場所は常に用意されているぞ」おそろしいはずの空賊の、その言葉が忘れられない。ウッドトロル族の村は自分の故郷ではないと知り、旅立った少年トウィッグだが、神秘的な森に魅せられて思わず道をはずれたとたん、死ととなりあわせの旅がはじまった。トビムシ退治、ホフリ族との一夜、食肉植物チスイガシとの死闘、オオハグレグマとの友情と別離、ヤシャトログに飼われる日々―。次々遭遇する妖しい怪物の脅威をくぐりぬけ、深森にすむ友だちができても、そこは、自分の居場所ではない。進むしかない―。虚空にはりだす船首像のように切りたった崖の国で繰り広げられる、壮大な冒険ファンタジー大作第一部。

森卓也『映画そして落語』ワイズ出版2,600円【bk1/amazon.co.jp

アニメーション、外国映画、日本映画、テレビ映画そして落語。『トムとジェリー』から「笑福亭福笑」、「桂枝雀」まで縦横無尽の森卓也ワールド。

去年の俺様
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