増える時期ではあるのだろうが、やっぱり歩くのをさぼっているからだろうなあ。歩きなら毎日1時間半だけど、自転車だと、1時間弱だし。
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あー、北野勇作だ、北野勇作だ。
小松左京賞最終候補に残ったというのに、1作だけ賞から漏れてしまった時には一体どうなることかと思ったけど、とにかく出版されて良かった。こういう経緯だから、最初からデュアル文庫という媒体を意識したものではないのだろうけど、前の2冊『昔、火星のあった場所』『クラゲの海に浮かぶ舟』の脳みそがトコロテンのように押し出され、ぐにょぐにょに絡まってとろけてしまいそうな夢現感は押さえ気味。
一応未来を舞台としているにもかかわらず、かめくんをとりまく日常は、非常にノスタルジックだ。明らかにそこは大阪で、かめくんの職場も万博跡地の民俗学博物館だし、木星行きの路面電車の始発駅は通天閣の下にある。それはどちらも、昔夢見た未来の記憶を留めた場所であり、『かめくん』の世界はその夢の続きの、今とは違う別の今(あるいは、ちょびっとだけ未来)としてそこにある。未来に対して抱いていた憧れと畏れを思い出して、懐かしくなるような、そういう世界。
そこはでも、かめくんの本来いるべき世界なのか。生きていく本当の目的、人間に作られた本当の理由も、自分自身の自我の存在すらわからないまま、それでもかめくんは変わらない日々を穏やかに過ごす。
そして、ラストの切なさよ……。かめくんはかめくんなのだ。それは諦観ではなく、かめくんの願いであり、主張であり、叫びだ。かめくんはかめくんなのだ。どんなことがあったって。ちょっぴり“大人のファンタジー”的な趣も漂うけど、SFだよなあ。
前田真宏の挿絵も良い。かめくんは本当に見事にかめでありながら、戦闘機械だ。ああ、なるほど。
ただ、どうしても【あさりよしとお『ワッハマン』とかぶってしまうことで、損をするかもしれない。戦う理由をなくした戦闘機械。かつての記憶はないが、ほのぼのと街に受け入れられ、暮らしている。長い長い時を生きられる体で、決して言葉を発することなしに。しかし、やがて本当の戦いの時はやってくる……。はじけている『ワッハマン』に比べ、】『かめくん』はしっとりしたしじじみ感がいいんだが。
でもまあ、これなら人に薦めやすいし、素直に面白いと言ってもらえそうだし、これから書評ポイントをためてまたbk1で買う予定。弟へも送らなきゃならんので。
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日曜日、ちょうど髪をブロー(するんですよ、短髪でも)してもらっている時に読了。何と言うか、登場人物(三津子、久美、春彦)の誰の行動も理解できず、頭の中に「?」ばかり飛び交ったまま、とりあえず目を通したという感じにしかならなかった。誰も状況と感情と行動が一致していないというか、ばらばらと言うか。まあ、それはそれでそういう人だと思えばいいんだろうなあ。SFのように、こりゃあ変だろうという話にはならない部分ではあるが、一体この人が何を書きたかったのか、これが何の話だったのかがわからない。
と、ここまで書いて月曜日は『かめくん』を読むために布団に入ってしまったのだが、そもそも、のむのむさんが『チグリスとユーフラテス』語りたい会(パラフレーズ)の20日を過ぎてもこれだけは読もうと思ったのは、ジョニイさんが「新井素子も“暗にほのめかす”ことができる」という話をしていたからだ。でも、ジョニイさんすらわからなかったネタが私にわかるはずもなく、メールできいてみてびっくり。
こりゃあ、1本取られました! ははあ〜m(__)m。そう聞いてから読んでいながら、見事に。
……まさかこんな大ネタでやられるとは思いもよりませんでした。というか、本当なのか? いえ、筋としてはすごく腑に落ちるんですが、書き方としては……。でも、言われてみれば確かに。ううん、しかし、読者にわかるように書かなきゃ意味ないんだってば〜!! 普通わかるというのなら、そういうことなんでしょうが。これ、みんなわかるの? どのくらいの人がそう思っているんだろう?
私は基本的に何でも字面どおり真に受けてしまうたちなので、騙され易いし、むしろ喜んで騙して下さい、騙してくれて嬉しいありがとうという人間なので、逆にテキストに信用が置けない場合は読むのが辛くなるんだが、ううむ。
わけあって雪山で丁稚奉公をしている弟が、何か面白い本を送れというので、梱包する。
私は弟に腹を立てているので(そうしたところでどうしようもないのでどうでもいいんだが)、本当は
結局送ったのは9冊。何だかんだ言っても、寒そう。
こうして検索してみると、案外24時間出荷が多いんだね。尤も、私がもう1冊確実に手に入るものしか送らないということもあるんだろうけど。
『かめくん』を買いに行った時、レジで「特集:コミュニケーションとしての書評」という文字がまず目に付いた。目次を見ると、森山さんの名前があってびっくり―って、事前にきいてたやん、そう言えば。DASACONとアンケートのことにも触れられている。それから、『山尾悠子作品集成』が出版されるに至る経緯も。
そこから冒頭の関川夏央と高橋源一郎の対談に引き返して読むと、なんだか、森山さんのページがオチになっているようで。ふむ。
ついに、杉並太郎さんが『CETAGANDA』を読み終えてしまった。おめでとうございます。私の方はといえば、寒くてなかなか風呂に入れず。ちなみに私の『CETAGANDA』には『MEMORY』が入っています。
値段ですが、手もとの本で単純に分厚さを比べると、『Komarr』<『CETAGANDA』<『MIRROR DANCE』<『Memory』となっているのに、ページ数はそれぞれ(本文+おまけ)、311+0、302+38、560+14(『CETAGANDA』)、462+0で、『MIRROR DANCE』が見かけの割にむちゃくちゃページ数が多い。驚いて開いてみると、これだけ紙質がいいんですわ。薄くてさらさらしている。わら半紙っぽいのは同じなんだけど、上等なわら半紙で。
で、『MIRROR DANCE』には"Sell Price$7.70/Return Credit$3.50"、『Memory』には$16.35という値札シールがそれぞれバーコードとは別についている(『Komarr』にはついていない)。どちらも多分オーストラリアドルで、Kちゃんは古本屋で見つけたとか言っていたけど、どういう値段なんだろう。
日曜日朝からはとけかけの雪道を30分歩いて、プールを1時間、その後近所の商店街を渡り歩いて2時間。昼ご飯はフレッシュネスバーガーを食べてしまった。しかし、やっぱりちゃんと食べようと思うと高くなる上に(ハモンセラーノサンド+コールスローサラダ+カフェオレ+チーズケーキ<をい=1134円)、モスバーガーと違って禁煙じゃないのもマイナスだよなあ、やっぱり。食い物食うときに吸うのは、ものすごく無神経だと常々思っているのだが(でも、聞かれたら「OK」と答えざるを得ない? 嫌だなあ)、せめて周りを見ろよ、子供もいるし。煙草なんて百害あって一利なしでしょう。自分の体を壊して自分の札束燃やすのは勝手だが(税金もっと上げてやれ)、周囲にまで不健康と不快感を撒き散らすんだから。だいたい、内装も汚れそうだし、煙たかれると。あー、もう本当にこの世から消えてなくなってほしい! そしたら、誰も彼も幸せになれるのに。
んで、パソコンラックを組み替えて、夕ご飯はご近所連と台湾料理。ほとんど毎週恒例だなあ。しかしうまかった、安かった。つーか、私はやっぱり大食いになってしまったらしい。今までは人から言われても、半信半疑だったのだが(いや、本当に)、昨日の私は問答無用で大食いでした……。男性陣がこれでそろそろという雰囲気のところで、台湾屋台麺(200円)を追加注文する私。あ、海老も食べたかったなあ、ちょっと。デザートも……(^^;。ま、私だけノンアルコールだったので、許してちょ。あー、しかし、ダイエットして大食いになってどうするんだ、私は。しかも、体重は↑減ってます。まあ、減る時期、なんだけど。
話題も話題、SF系日記方面では取り上げられまくっているじゃないですか。
しかもbk1のSFコーナーランキング(1/22〜1/28) では、発売2週目にして先週の13位から7ランクアップの6位ですよ! しかも、上位の5冊は全部予約物件なので、実質先週一番売れたSFなわけですよ<そうなのか。尤も、私も買いなおしたし、他にも2冊目以上の方もいらっしゃいますし、アレなんだけど、少なくとも、そう見えた時点でそれは事実なんですよ!<コラコラ。所詮我々は自分の甲羅に投射した世界の鏡像を見ているにすぎないわけでして、ええ。
いやしかしいやしかし、我々の数日後には確実にログの彼方に流れていってしまう日記群よりも、やっぱりちゃんとしたところのちゃんとした数字で形になって表れてくれることには、意味があるかもしれないとか思わないでもないんだけど、どうなんでしょうというか、やっぱり意味があってほしいんですよ、本当に。
ことによっちゃあ、既刊『昔、火星のあった場所』『クラゲの海に浮かぶ舟』も復刻してくれるかもしれないしとか、eNOVELS特集の「北野勇作天国の話」笹川吉春(<ここでも『かめくん』が触れられている)のリストにあるたまりにたまっている(ように見える)短編の文庫化とかしてくれるかもしれないじゃないですか。ああ、してほしい。
次なる手は、ファンレター?(^^; そ、それはちょっと。
会社でお腹がすいたので、残業食のリッツを昼間からぼりぼり食べていたら、1パック(1/3箱)無くなってしまった。200kcal超。むー。
メールでいただいたんですが、ここで書きますね。私も単行本化している長編しか読んでいないんだけど、その範囲でしかわからないのが何だかなーなんですけど(^^;。
北野勇作に関しては、順番も何も、『かめくん』しか手に入らないので、これから行ってください。今話題だし、既刊2冊『昔、火星のあった場所』『クラゲの海に浮かぶ舟』が生きていても、やっぱり『かめくん』をお勧めすると思う、私は。北野勇作的正しさと、読みやすさが見事に両立している奇跡のような本なので。
というか、北野勇作は、内容的にも文章的にも幻惑させること自体が持ち味だと思うので、読みやすいんだけれども、なかなかストーリーが一筋縄ではいかない。それが、もうものの見事に美しく決まっているのが、『クラゲの海に浮かぶ舟』で、これは絶対に読んでくださいね(差し上げたのは、これでしたっけ?)。脳みそをトコロテンにされて、ぐちゃぐちゃにかき混ぜられて、こんがらがっているはずなのに、最後に箸で摘み上げたら、1本にきちんとつながっていて、あ〜ら不思議! と。ラストも美しいし。『かめくん』は世界にとって大変なことが起こっているはずなのに、それを遠まわしに脅威を匂わせるタイプだけれども、って、これ以上書いたらネタバレだわ……って、これだから北野勇作の感想は書きにくい。
こんなことを書いていたら、『クラゲ』を読み返したくなって、本棚を穿り返したのだが、見つからない(T-T)。誰か、貸してませんか、まじめな話。サイン入りのやつ。あれ〜?<これだから。
『火星』もいいですよ。ラジオドラマ版もね。タヌキの部長が社長になるくだりなんかは、『かめくん』に通じるところもあるよな。そう言えば、火星タヌキと模造亀の設定には通じるところがあると思うのだが、やっぱり別の世界の話だよね?
bk1に書かせてもらった紹介は、やたらと長くなってしまって、その関係で、いろいろと森山さんに迷惑をかけたりしてしまって、あーん、やっぱり肝心なことがわかりにくい〜とか、大反省なんですが、基本的には2ページ目(いや、こういうので2ページもいっちゃうのが良くないんだなあとか。ごめんなさい(汗)、うぎゃー)、にある順番が、私的にはお勧めです。
マイルズが主人公のものが4冊『戦士志願』>『ヴォル・ゲーム』>『無限の境界』(中篇集)>『親愛なるクローン』と、マイルズの母親が主人公のものが2冊『名誉のかけら』>『バラヤー内乱』の計6冊が訳されています。で、当然マイルズの母が主人公の2冊のほうが時系列的には前なんですが、とりあえず『戦士志願』から薦めてしまう。このシリーズはマイルズを中心としたハチャメチャな冒険活劇物だと思っているので、どうしても母物は私の中では外伝という位置付けになってしまうのだ。時系列順に読まなければ気持ちが悪いということであれば、『名誉』からでもいいと思うのですが、デビュー作だけあって、ややこなれていない印象があるし、パワー不足という気がする(時代をずーっと遡った話として『自由軌道』もありますが)。でも、人物関係(ヴォル(貴族)たちの)がつかめていた方が、『ヴォル・ゲーム』は読みやすいので、『戦士』>『名誉』>『バラヤー』>『ヴォル』とか。
ま、基本的にはそれぞれの中での順番をひどく崩さない限りは、楽しめると思います。だいたい私の1冊目は『ヴォル』だからなあ。
新刊の『スピリット・リング』も届いたし、早く読みたいのだが、今は殊能将之『黒い仏』なのだった。「朱い虫」の章が終わったけど、結構面白いんだがなあ。
あれー、減る時期なのに、増えている。まずい。やっぱり歩くのをさぼっているからだろうな。どうしても朝だらだらしてしまって、自転車になってしまう。やっぱり寒さは敵だ。
日曜日、着物屋さんで半纏を買った。月の衣料費の割り当てが5000円なので(1月期は結局全く買わなかったけれども、とてもとてもこれ以上は出ないんだ〜。これが二十代東京独居の限界じゃよ)、ほしくてもなかなか手が出なかったのだが、1450円ならってことで。いやあ安物なんだけれども、暖かい。化繊だから洗濯もできるしね。暖房も切って、電気代を節約すれば、元が取れるかも。今月の請求が5000円越えちゃったもんなあ。反省。
さらにうちのパソコンはベッドの枕元に置いてあって、布団に座って使うことにしているのだが、ラックも組みなおしたおかげで、憧れの枕元に電気スタンド生活も実現。布団の中で本を読むのも、パソコンをいじるのも、これ1本で十分なのだ(というか、ないと暗くて液晶が見にくいのね)。ご飯が終わったら、灯りはスタンドだけにしている。ほぉたあるのひぃかあありまぁどぉのぉゆうきぃいい……。
なごみ系と見せかけて、実は鋭くシビアなのが『かめくん』のいいところ。さりげなくドSFだし。で、ライトノベルプロパーな読者の反応はどうなんだろうと思って色々と調べてみたのだが、全く手持ちに経路がなくて愕然。どういうところを見ればいいんだってことがわからない。
北野勇作関連トピックを切り出してみた。
昨日大いに焦った『クラゲの海に浮かぶ舟』ですが、u-kiさんに貸していた(押し付けた、が正しかったような)ことを思い出した。よくよく考えてみれば、私が本を貸す相手って、一桁しかいないはずなので、消去法ですぐにわかったはずなんだよな。
でも、本棚整理しよう。どうして私は川島誠『もういちど走り出そう』を3冊も持っているんだ? 『800』が10冊近くあるのはわかるんだけど。
昼休み会社の近所の図書館でコピーをして、領収書を書いてもらうことになった。宛名をどうなさいますかと聞かれて、会社名を答えると、メモに書いてくれと言われた。そういうものかね。いや、なんとなく。