豚カツとビフカツ、どちらが好きかと言われれば、迷わず豚カツを選ぶ。何にでも向き不向きというものがあって、牛は豚より高くて高級イメージがあるけれども、あまりカツには向いていない。私は自分では揚げ物をしない(否、したことがない!)ので、豚カツだろうと、ビフカツだろうと、コロッケだろうと、鳥のからあげだろうと、作る際の工夫はよく知らない。母のビフカツは叩いて叩いて味を染み込ませて、柔らかくて美味かったが、外で食べるビフカツは硬くて肉汁なしという印象がある。尤も、外でビフカツを食べる機会なんて、ほとんどないけれども。自分じゃ頼まないし。
以前、両親が来たときに、一緒に入った洋食屋で、牛肉好きの父がビフカツを注文した。父は歯が悪いので、噛み切りにくいビフカツを頼むななんて何とリスキーな!と母と私は内心思っていたのだ。しかし、そこのビフカツの柔らかいことといったら。あらかじめ切って出してくれたのだが、箸で十分分けられるくらい柔らかくて、おいしい。いやあ、感動したね。
という店で、昨日は友人と女3人でお腹いっぱい。ビフカツと、オムレツと、レバーソテーと、サラダと、コンソメと、ポタージュと、ハヤシライスと、コーヒー。美味かった〜。選んだように油が多いメニューだけど、それもいいのだ。
今日の晩御飯はチーズ入り鳥腿のムニエル、ほうれん草とピーマンのソテー、にんじんとブロッコリーの茎のヨーグルトサラダ、ワカメスープ、米。マニュアルメニューはささみとチーズのワカメロール、にんじんのさっぱり煮(出汁砂糖塩酢醤油)、釜揚げほうれんそう、米、ビール。微妙にカロリーを割り増ししたつもり、なんだが、メニューにビールとか書かれても。私は飲まないし、下戸だから。
などなど。明らかに食べ過ぎているはずなのに、体重は減り行く一方。単純に減少期ということなのかもしれないが、正月中のだらだら食いすら越える減少分って一体何なんだ。朝体重なんてもうすぐに目標値だぞ。おかしい。納得いかん。
せっかく紙の家計簿兼スケジュール帳を買ったというのに、たえこの家計簿にはまってしまった。
年末、会社で教えてもらったフリーの家計簿ソフトを、ためしにダウンロードしてみたのだが、これがあまりうまくない。紙の家計簿そのまんまの機能に終始していて、わかりやすいんだけど、食費合計が計算できないとか、カスタマイズが不自由で、乗り換えるほどの魅力は感じなかった。ほかにも何個か試してみたんだけど、なかなかこれはというものはない。まあ、フリーだし、贅沢は言うまいと思っていたのだが。
ところがたえこの家計簿は私の欲しい機能をほとんど全て網羅してくれているのだ。預金口座と連動した管理が可能(4口座まで)、クレジットカードの利用が書きこめ計算できるってのがでかい。シェアウェアとか、売っているソフトなら当たり前の機能でしょうが、フリー版でこれはすごい。あまりの便利さに泣く泣く手帳から乗り換え決定。手帳はスケジュール帳として使おう。つーか、これならシェア版買ってもいいかも。
とりあえず感謝感謝のソフトウェアリンク集を作ってみたり。ちょびっとだけど。
土曜日はさまざまな紆余曲折を経て、結局部屋で鯖なべ。魚柄仁之助が雑誌で書いていた鯖ジンギスカンとやらを試してみたのだが、美味かった。4人で1匹半食べた。ほかにも杏仁豆腐、カボチャの種、いちぢくの干したの、サンザシ、温泉饅頭などを持ってきていただき、超豪華。ダイエット中なのに〜という私の叫びはことごとく無視され、大食いに認定されてしまう。確かに最後まで鍋をつついていたのは私ですが。
日曜日は突然新宿へ出かけることに。なんか不義理しまくりかも。すみません。こちらも結局昼ご飯は紅房子。休みの昼だというのに、私達が入った時は客がゼロ。大丈夫か? 相変わらず杏仁豆腐はおいしいのに。
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その後エプソンのショウルームに『ノスタルギガンテス』の表紙にもなっている上田義彦の写真の展示会を見に行く。パネルに引き伸ばされた森と海の写真が飾られている。要するにエプソンのインクジェットプリンタの威力を見せ付けるのが目的なので、そんな感じ。実際、この写真が掲載されている写真集自体もとても大きくて、国会図書館から大きさ制限で貸し出しを断られたくらいなのだが。そっちを見たいなあ。
日記以外のページはいつまでたっても先延ばしにしてしまうので、寮美千子ファンページに小野房優人さん@電脳黒猫通り(10/8)を追加。5点満点をいただいています。
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短期集中新井素子週間。20日までにどのくらい読めることやら。寒いから昼休み図書館に行くのも億劫だしなあ。
まず驚いたのは、『チグリスとユーフラテス』とは比べ物にならないくらいまともだということだ。といっても、私の『チグユー』評価は無限小なので、せいぜい下の下、くらいなんだけど、少なくともまるまる1ページ(上下段)に渡って主語がわからず、何度も戻っては読み返し、首をかしげ、結局諦めるようなことはなかった。登場人物達は、何でも一足跳びに相手の心理を「わかってしまう」けれども、いずれも勘や推測の範囲内で充分納得できるものであり、スーパー直感テレパシー的なものもなかった。これなら「決して下手(破綻)じゃない。こういうスタイルなのだ」と言われて納得はいく。読みやすいかと問われれば否だし、好きかと問われれば否だが、内容と文章が合っているかと聞かれれば、割と合っていると言えるくらい。
プロットもいい。落ちに至ったところで、SF的萌え萌え感覚が湧き上がってきたことも確かだ。だがしかしだがしかし。ネタはいい。本当にいい。でもそれは耳をふさいで目をつぶり、鼻をつまんだ状態で飲み下した上で、栄養価は高いねってことだけで。ああ、なんだかものすごくもどかしいもったいない。
箱庭的世界観は相変わらず(という表現が適切かどうかは疑問だけど)で、スケールが悔しくなるほど小さい。このネタをそんなせせこましい箱に入れないで!と心が悲鳴を上げそうなくらい。それもそれも、ものすごく瑣末なことが、ネタを殺してくれちゃっているからもう【大ネタとしては、進化をたどってすっきり人間(の美少女)にたどり着いちゃうという安易さがどうも。そうなるならそうなるで、もっと説明してほしいんだけど、少女漫画だったらこういう感じかなあ。絵的にわかりやすく。】。
ただただネタのためだけに動いているキャラクター【冒頭、彼らは何をするつもりだったの? 発端を作るためだけに海に出たわけではなかろうに。心理描写もドロドロだけどそれに偏向しているだけで、執着は見えても愛情は見えず、気色悪さをそそるだけだなあ。ホラーに見せたいのだろうか。次は『おしまいの日』かな】、ひたすらしょぼしょぼなお偉いさん【「待っていたよ」はともかくとして、「間違って子供ができたら」には実際本当に吹き出してしまったよ(T-T)。どどどどどどうしたらそんなアホな飛躍ができますか?】(ああ、でもこれは『いつか猫になる日まで』もそうだったような遠い記憶が)とか、うーん。
私は、ネタ以前に小説としてどうかというところを問いがちではあるけれども、でも神林は評価しているし<をい、小説的な粗を補って余りある力があれば、それでいいとは思うんだけれども、うーん。見せ方の問題? 粗があっても弱点があっても、不得意分野があってもいい。それならそれで、それなりの見せ方があるはずだと思うのだ。とにかく、それをひけらかすのだけはやめて〜。でも、そういう見せ方を実践するためには、まず著者が弱点を把握しなきゃならんのだろうが、とほー。
ううむ。やっぱり去年のままかも、所詮私は。
むー、運動不足かも。そろそろ髪も切りたいし、自転車で古巣に行くにはいい頃合かも。泳ぎたい〜。
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引き続き、新井素子強化週間。
ある意味で、そこそこ楽しめた。「ネプチューン」よりかはこちらの方が、まだまし、かも。根本的なところにかかる粗が少ないので(落ちに至るまでは)。ちなみにどちらも一気読みで、それぞれ一時間。遅いのは元々です。まあ、読みやすかった。
基本的にこの話は主人公の記憶と夢と思い込みが中心に描かれているので、その部分は良かったと思う。そういう閉じた思考空間で物事が書かれている分には、違和感を感じることはほとんどない。だが、他の人とのコミュニケーションや、誰か主人公から遠い人同士の会話が入ると、もうだめ。
脚本を読んでいるみたいだと思った。これから映像や音声によって表現される前の、それだけではまだ作品としては未完成でしかない、ト書き付きの台本。そこには、これからその脚本を解釈し演ずる役者のために、こまかな指示と設定と状況と心理描写が書きこまれている。やがて完成された作品となり、演じる人の動作や言葉のニュアンスによって言外に表現され、観客に読み取られるべきものが、加工される前段階の原材料のままの状態で、ただ書き連ねられている。じゃないなあ、加工される前提は最初から存在しないのかもしれないとさえ思う。もうぜーーーーんぶ、言葉で文字で説明され尽くされているから、「加工」という段階が入る余地がない。つーか、そもそも加工を拒否している素材同士が並べられているというか、うーん。
上手く説明できないので、具体例をあげてみる。主人公享子は大事故に遭い、脳外科手術を受けた後、半年後に昏睡から目覚めた。しかし、どうも様子がおかしいのだ。という出だし。その「様子のおかしさ」が全て、享子のモノローグによってのみ明らかにされていくのだ。読者が母親や医者や看護婦の口ぶりから「あれ?」と思うことは、この小説ではできない。文体が、構造的に拒否している。
医者が彼女に「あなたはもう完全な普通の人間のように歩ける筈ですから」と言う。“普通の人間”? 奇妙な口ぶりだ。元のように、とか、健康な時(人)と同じく、とかなら違和感がないんだけどなあ……と引っかかるんだけど、この台詞をもって、この医者は怪しいと読者が解釈していいのかがわからない。この小説、地の文からして奇妙な言葉遣いなんだから、どれが奇妙で、普通なんだか、判別不能なのだ。享子の自問自答(地の文)で「半年もの間、何も飲み食いしなきゃ、普通の個体は死んでいる筈。」うーん、“個体”って言うかなあ、言うのか? 変だと思うのは私だけか? たくさんの実験動物の内の一体、という文脈でなら至って普通の言葉遣いだと思うけど、そういう含みがあるのかないのかもわからない。この場合は、文脈から含みがあるというほうが考えにくいので、単に変な言葉遣いをする主人公だなあと思うにとどまる。その変な言葉遣いの主人公が語り手だから、みんな変な言葉遣いでもって表現されるのは当たり前で、たとえ登場人物が読者には変と思われる発言をしたところで、それが著者が「こいつは怪しいぞ」というフラグを立てよと言っているわけではないのだとかいう、脳みそが窒息しそうな状態に。
怪しいのか怪しくないのかを判定するのは主人公の語りによってのみ可能。主人公が周囲の言葉に引っかかったら、どうしてその言葉が怪しいのか、どういう具合に状況と矛盾するのか、符合するのか、そりゃもう懇切丁寧にとつとつと書き連ね、解説してくれる。そうしてくれないと、読者にもわからないからなあ。ト書きだ。んで、怪しくないことは、たとえ読者が疑問に思っても、主人公が言わない限り怪しさは発生しない。
登場人物の行動についても同じで、この状況なら何があろうと無理矢理でもカウンセラーをつけないと、はっきり言って脱力するほどアホなだけだと思うのだが(落ちを読んで本当にヘナってしまった)、つけない。それは不思議じゃないらしい(が、矛盾しているぞ。でなければ、本当にお偉いさんが金遣いの荒いアホなのか)。怪しいのは点滴をされた形跡がないことであるらしい。擦過傷や打撲が、半年後も包帯を巻いていなければならないほど残るものなのか?とも思うが(それは擦過傷とは言わない気がするなあ。広辞苑によるとかすりきずらしいが、医学専門用語?)、怪しいのはそこじゃないらしい。
とかまあ、行間を読むというレベルにすら至らない、単純な読解をも拒否しているように見えるのですよ、新井素子の文体って、私には。てにをはを問題にするんじゃなくて(『チグユー』はてにをはだけど)。
でもまあ、読んでいる最中は楽しかった。【どうやって7年間で27歳のクローンを作ったんだろう? どうして何の変哲もない彼女のクローンなんてものをわざわざ作ったのだろう? お金はどこから出ているのだろう? 母はどの程度噛んでいるのか? それにこの事故自体、本当に偶然だったのだろうか。彼女を移植するためにわざわざ起こしたのだろうか。そうでないと都合が良すぎるよなあ。などなど、】物語中に暗に提示される数々の謎が解けるのではないか……と思いながら、ページを繰っていたから。私は新井素子がやっぱりわかっていないらしい。書かれていることだけが全てで、書かれていない事は語り手である主人公が怪しいと思わなかったから、「ない」んだろうなあ。これが正しい一人称小説、なのか。
お偉いさんがもうどうしようもないくらい芝居がかかったアホなのは、いつもの通りなのか。落ちでどーんと脱力して終わった。
まあ、テーマの本質がらみのところは非常に良かったんだけど。なぜか悲しくなってきた。わけわかんないよう。
次は『おしまいの日』。これは元々読もうと思っていたので。『ディアナ・ディア・ディアス』も買ってきた。読めるか?
前のパソコンは約4年間使っていたが、一度もOSの再インストールをしたことがなかった。……と言うと、それは超運がいいことなんですよと驚かれた。そうなのか? 会社のパソコンも、全然誰もそんなことしてないけどなー。
でも、いよいよ私もやることになりそうだ。むっちゃ不安定なんだもん〜。買ったばかりなのに。でもやり方がよくわかっていないから不安だよう。運がいいから、なのか。
そうだそうだ。直木賞を獲ってしまった。ここ2年ほど読んでいないんだけど、すさまじいなあってのが感想。
今日はすき焼きであった。凍らせておいた豆腐が美味い。
今週の食料消化率は結構高くて、冷蔵庫には中途半端なものしか残っていない。毎週日曜日には、一週間分の食料を、それこそ腕がちぎれそうなくらい買いこむのに、それだけの重量の食べ物が私の体の中を通りぬけていったのだなあと思うと、無意味に感慨深いのだった。
ちなみに、今週は多少便秘気味ではあった。一応毎日お通じはあったのだが、量的に見合わないなあとか考えていたり。すぐに解消したけど。腹筋鍛えねば。
いつのまにか出ている! これは買わねば、新刊で。『クラゲの海に浮かぶ舟』、『昔、火星のあった場所』の両方が今手に入らないので、人になかなか薦められなかったんだよな、この人。明日さっそく。
まだ1章途中。思ったより辛い。新井素子の文体や構成の粗を含めた上で、合った題材なんだろうなあと思いながら読み始めたんだけど、目論見が外れたかも。ヒステリーな主人公が……。でもこの人は最初からヒステリーなのだろうか、それともこれが常態かもしれないという気もするなあ(そこの所が、この人の書き方ってどこまでがノイズなのかがわからない)。コニイ『冬の子供たち』のコッケードをまず思いついたけど、北村薫『盤上の敵』の白のクィーンだなあ。猫殺しの話をしているくだりとか。
うむ、今日明日だから、読んでしまおう。