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ざぼんの皮 2000年 07月


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Jul.11,2000 (Tue)

素朴な疑問

 『プロジェクトX』では、ちゃちい再現ドラマなどを使わずに、過去の写真を駆使して、当時の様子を表現して見せる手法をとっている。だが、これを見ていていつも、どうしてこの人たちは、こんな写真を撮ったんだろうと疑問に思う。後々の歴史に残るような事業として、当時もそういう認識もあったのかもしれないが、5人の侍だかが指を差して白熱した議論を交わしているところとか、どういうシチュエーションで、誰が撮ったものなのだろう? 若者たちが呑気にカメラで年長者を追っていたとも思えないし。歴史に残らなかった、ぽしゃった事業の一つ一つでも、こういった写真が撮られ、残されたりしているのだろうか。だとしたら、ロマンだなあ。それとも、それっぽい写真を発掘して使っているだけなのだろうか。すげー今更な疑問だと思うけど、気になるのだった。まあ、別にどうでもいいんですけど。

bk1

 オンライン書店bk1(ビーケーワン)本日開店、ということで、開店キャンペーン送料無料!とか、可愛いワンちゃんのブックカバーがもらえる!という甘い誘いに乗って、早速朝からいそいそとアクセス。こぉのぉ日ぃのぉために、寮美千子新作が入っているという『幻想文学』を我慢していたのである。見るといてもたってもいられなくなるので、ページにもアクセスせずに。

 だが、見つからないんだよな、これが。検索で引っ掛からない。つーか、掛け合わせで、結構もたつくというか、ちょっとよくわからない結果が出る。結局、版元指定で見つからなかった(バックナンバーが妙に中途半端に入っていたりするのはなぜ?? 収録範囲が全然掴めない。180万タイトルって何?)ので、諦めた。嘘だ、買えるって言ったじゃん、東編集長!!

 仕方がないので、どうせ買うつもりだった『バベル17』をバスケットに放り込む。本体価格360円。これではまるで、嫌がらせだ。……ブックカバーくれるだろうか……。

 まあ、それはともかく、SFの本棚はいやに力が入った出来栄えで、「SFマガジン」塩澤編集長コラム『SF専門誌編集長になってしまった、あるミステリ・ファンの告白』。んだけど、最後に(雑誌「SFマガジン」はbk1ではお取り扱いしておりません。あしからずご了承ください) とある。雑誌だから簡単にはいかないんだろうが(『幻想文学』は地方小出版扱いだから、別)、コラム連載中だけでも扱えば面白いのに〜、と野次馬的意見(自分が買うことはない)。まあ、階層が深いので、他のジャンルの人は読みに来ないかもしれないから別にいいのかもって、よかねえです、はい。つーか、強烈勿体無い。Webだと、こうするしかないのかねえ?

 システムには、色々と言いたいことが出て来た。有里さんも書いているフレームの話とか、SF棚の『猫の地球儀』ページで「→ 秋山 瑞人の本を探す」を選択したら、「あなたのブラウザがサーバに送ったリクエストはサーバが理解できないリクエストです。」とか言われるのは、こっちのせい? そっちのせい? やっぱりこういうシステムは、アナクロに徹してもらった方がいいなあと考えるのは、私がアナクロな人間だから、なのだろうか。せめて、フレームもcockieもJavaも切った状態で使えたらなあ、というのは贅沢な要求だな(今は、インターネットタウンページを使うためだけにJAVAスクリプトをONにしているのだが、切りたい〜〜〜)。画像なしでも支障がないから、かなりいいと思うけどね。

NHKドラマ

 『FLY・航空学園』。もおもおっ。こういうドラマって、何を考えて作っているんだろう……。学芸会でもここまで恥ずかしいものは作りたくないと思うよなあ。見なけりゃいいんだろうけど、ずぼらな私はたいてい常にNHK垂れ流し。チャンネルかえよー。つーか、サイテーだぞ、これ。うぎゃー、やだやだ、うひーーーーーーーーー。あまりの最低ぶりに、結局オチまで見てしまう。こーんなの、流していいのか、NHK!?

 とかいいながら、割と『私の青空』は好きな私。やー、大きくなったなあ、レンコ。

川島誠更新

 急かした割に後れましたが、『だれかを好きになった日に読む本』森太郎さんの感想へのリンクを追加。そそのかしたんだっけ、私。

去年の俺様

Jul.14,2000 (Fri)

黒い侵入者2

 前回はトイレで死に掛けていたが、今回は風呂場で死んでいる奴を発見。また水場だ。しかも死んでいる。生きのいいものだと余計困るが、こうも心当たりもないのに連続で死なれたのでは、さすがに不気味だ。アースレッドをたいたのは火曜と水曜だから、そのせいとも思えない。やっぱり余所から追い出された奴が、命からがら管を伝って逃れてきたに違いない。生き延びた奴がないことを心から祈るよ。

 というわけで、明日は予定もないのに外出せざるをえなくなった。久々に買い物でもするか。あと、整体ね。左腕があがらん。

 日曜日は晴れるといいなあ。月蝕もあるし。

bk1

 bk1今日のお薦めは吉田豊『牛乳と日本人 新版』新宿書房だそうな。これ2000年5月発行ということは、当然牛乳騒動よりも前に出ているんだが、こういうのって、売る側が上手く時流に乗せさえすれば売れるんだろうなあ。

 『幻想文学』最新号は、問い合わせに対して、「現在在庫切れのため検索できないと思われます。」旨のメールが届く。在庫のあるなしと、データのあるなしは関係あるのか? この場合はありそうだけど、相変わらずデータの収録範囲が謎。

 『バベル-17』に関しては全く音沙汰なし。2週間以内の本だから、か。

 とりあえず川島誠訳の絵本『屋根裏のナポレオン』を注文してみた。これ、まだ現役?

 会社で受け取ろうとしたら、代引きでは駄目なのね。うーん、まあ、自宅でいいや。

復刊ドットコム

 ああ、怖れていたことが!! ついに、初期登録分まで、必要票数が100件にされてしまうらしい。

  • 現在、一つ一つの交渉が予想以上に長いため次の交渉に掛かれないこと
  • 50票という数字では交渉時に、出版社にインパクトを与えられないこと
  • 復刊可能でも、小部数での印刷ではコストが高くなってしまうこと
 どれを見ても、そりゃそーだろーという感じ。だいたい川島誠でさえ簡単に手が届きそうな票数だったら(じゃないけど)、復刊規定票数に達する本が多すぎて、対応できないに決まっている。しかししかししかし、ああ。

 7/21までに50集まったものに関しては、そのまま走るらしい。が。

 実家(大阪府池田市)の近所で、今度は熊が出たらしい。ダイオキシンとか、牛乳とか、チキンラーメンとか、色々とにぎやかなことである。尤も、尾根を越えた向こうのことなので、近いというほど近くはないみたい。しかし、どこから熊。

でんばら

 『伝道の書に捧げる薔薇』、略して『伝薔薇』。私が言ったんじゃないですよ(おかげさまで、うちでは一発変換)。確か、今年の頭、命懸けで遊ぶのださんを見守る会で、私が『龍は眠る』を『りゅうねむ』と略したことに始まって、何方かが言ったものだと思いますが、誰だろう?

 そうか、『プリズマティカ』100円は大血風だった(7/11)んですね。いや、見つかりにくいとは聞いてましたけど(^^;。大事に読ませてもらいます。

去年の俺様

Jul.18,2000 (Tue)

あづい。

 連夜寝不足。昨夜は1時間だけ除湿を掛けてみたら、今朝は鼻がじゅるじゅる。今夜も蒸し暑い。

月見

 7/16の月食は、森太郎さんおおたさんとで、公園で雑談をしながら。あぁーんなこととか、こぉーんなこととか話したような気がするが、とてもここには書けない。というのも、ほとんど忘れているから。嫌なCMは全てアイフルで、いいCMは全てアコムらしい。私の虫さんとばいばいはとてもべとつくが、森さんのスキンガードは「さらさらパウダーイン」だけあって、とても付けごこちが良さそうだった。どちらも気味が悪くなるくらい、効果は絶大。全く刺されなかったが、この薬は体に悪そうだ。おおたさんは一人、虫除け無しでやせ我慢をしていた(つけたけど)。ノンアルコールだったのは、蚊を寄せないため? 虫は嫌い。蛙は好き。ちょうど月が隠れて、影が深くなった頃に登場した蛙くんは、中だるみな我々の心を熱くしてくれた。

 非常にのどかな月見だった。

Kちゃんからの手紙

 10冊セットの感想文が届く。しかし、感想文なんて初めてだ、と思ったら、芦原すなお『青春デンデケデケデケ(私家版)』に、思いっきりはまったらしい。10冊中一番最後に読んだらしいので、見た目そそられなかったんだろうけど。'60年代CDを買い込むほど気に入ってくれたようだ。良かった良かった。

 それと、二冊も酷寒山岳系が含まれていたのが、向こうは冬なので「寒いの嫌だけど」と二度も書かれてしまった。でも、次回送付予定に、また谷甲州『惑星CB-8越冬隊』が入っていて、これははずせないなあ。あー、それにしても、ボブ・ラングレー『北壁の死闘』は……わっはっは!! 嬉しいぞ、これでこそ、送った甲斐があろうというものだ。

 問題は、送る速度に私が読む速度が追いつかないことだ。困った。

去年の俺様

Jul.19,2000 (Wed)

サミュエル・R・ディレイニー『ノヴァ』早川文庫(1988)

 プレアデスの富豪の息子ローク・フォン・レイは、ノヴァを目指して宇宙へ旅立った。彼の目的は、仇敵であるドレイコのプリンス・レッドに復讐すること……。そのために、ごく少量しか流通していない超エネルギー物質イリュリオンを、爆発寸前のノヴァの中心から大量に掻っ攫い、拮抗するプレアデスとドレイコのパワーバランスを崩そうというのだ。同行するクルーは、地球育ちのジプシー青年マウス、古代の芸術「小説」を書こうとしているカティン、プレアデス出身のセバスチャンと、タロー・カードで占うティイ、などなど。しかし、プリンスと妹のルビーは、ロークたち一行が立ち寄る先々で、その行動を妨害する。ロークの危険な挑戦は成功するのか?

 薄氷を踏むような気持ちで読み進めていったのだが、ありゃ、これだけ?という印象。『エンパイア・スター』『バベル-17』を読んだ時の、頁から目を上げて見る世界の色も違って見えるような、そういう感動がいつ来るかいつ来るかと警戒していたのだが、ついに得られないままだった。

 話自体は楽しんだ。てっきりマウスが主人公かと思い、気持ちの視点が序盤からマウスに固定してしまったのはまずかったのかもしれないが、折々に奏でるシリンクスの音色が目に見えるようで心地よかった。カティンとのコンビもいい。プリンス&ルビー兄妹のサービス過剰ぶりと、ロークのマゾっぷり(ルビーのどこがいいんだ!?)もおかしく、冒険活劇としてかなり楽しんだ。

 んだけど、これでいいのか、本当に、ディレイニーよ、と思って、解説を読んだら、色々と難しいことが書いてある。無知で無学な私にはよくわからないってことか。ああ、勿体無い。

 解説をじっくり読み直してから、再読しよう。あー、未読の人は、解説を読まずに読んだ方がいいと思います。はい。知らんでも、楽しめるし。

 次は「なんだ、あんた、こんなものも読んでなかったの!?」シリーズで、ホーガン『星を継ぐもの』。訳者が『魔性の子』と同じ池央耿なので、やっと手を出す気になったのだった。しかし、タイトルがカッコイイよなあ。

去年の俺様
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