突発的に飲み会。コピーついでに持ってきた川島誠『電話がなっている』を、飲み食べ喋りながら一読した森山さん曰く「ナポレオン文庫で復刊したら? フランス書院で」。児童文学を18禁で出してどーするんですか。意味ないじゃん。「ヒラマドさん、実はショタ?」とか言われ放題。u-kiさんまで、「え、(私が川島誠にはまったのは)『800』からだったの!?」とか、意外そうに言うな!! 一応言っときますが、エロネタで川島誠に嵌まっているわけじゃないっすよ。ぷんすか。
実は犬さんが、子供の頃『おとうさんがいっぱい』の被害に遭っていたことが判明。「恐かったんだよね。お父さんが壁の中に入って、出てこられなくなるの……」とか、しみじみ。やー、やっぱりこういうのは、学校の図書館のひときわ暗い片隅で、それに引かれてくる哀れな子供を待ち受けないとダメデスよ。長谷川集平の、読む前から怖気を感じる表紙と挿絵でないと。大人向けの棚に置かれるようになってはいかんと思うですよ。やっぱり。
つくづく、川島誠って、萌え(シチュエーション)キャラなのですよ。でも、惚れているのは、作品の質の高さに対してだけど。テーマはいつもピンポイントなんだが、技術的な引き出しの深さと広さは想像を絶する。とりあえず、まず読んでもらいたいのは『800』かなあ。技術的な長所が、一番分かりやすく出ている。高校の時、震えましたよ。今も読み返すたびに、ため息が出る。
青木みやさんの『電話がなっている』を川島誠のページに追加。
先日のコレに対して、「タケシくんはきたないから」と感じる根拠を端的に表している一文として上手いな思いましたがとのことですが、便所にある様々なもののうちで、子供にとって、とりたててソレが「きたない」ものと感じられるものかどうか、です。多分子供は、特にべちゃべちゃになったマンガの本よりも汚いとは思わないのでは。汚さを強調するのであれば、何か別のものであってもいいはずです。つーか、別のものの方が、スムーズに汚さを感じられると思う。なのに、敢えてこうしたのは、子供に対しては、どうしてそんなものが便所にあるんだ、変なのと感じさせることによって、えぐくなりがちな話におかしみを含ませ、尚且つ、大人に対して挑発する意味合いもあるんでしょう。多分、決定的に大人と子供では、読み方が違うと思う。この辺り、いかにも川島誠らしいという気はします。デビュー作だけあって、これ見よがしにとんがってるところが、微笑ましいです。
みづさんの川島誠の嫌いな作品。私もポルノアンソロジーに入っている『清潔で明るいところ』と、『もうすぐ戦争が始まる』は苦手です<近所の図書館にあっても、コピってない。特に『清潔で明るいところ』は、うーん、だからなんだろう?といか、毒にも薬にもならないというか。
『800』でも、『夏のこどもたち』でも、男女のカップリングが紋切り型というか、少女漫画的というか、そんなのありかい、みたいな違和感がどうしてもある。広瀬に惚れる山口は、わざとわざとらしい出会いを演出することで、作り物的に見えることを逆手にとっていますが、なぜ朽木に惚れる、中井よ。や、それからの展開は、すばらしく描けているからいいんですよ。そうそう簡単に中学生がくっつきやしませんって、と思わせられながらも、それ以降の細かい描写の積み重ねには、共感せずにはいられないし、全体的にはそんな傷は傷のうちに入らないくらい、完成されている。が、『清潔で明るいところ』はそのまんま作り物めいたところが出ていて、その作り物めいたところを描こうとして失敗しているような気が。『もういちど走り出そう』も、全編これ少女漫画的(ハーレクイン的、フランス書院的)男女の話で、嘘臭いニオイが鼻につくってことで、いやなのかも。
『電話がなっている』復刊リクエスト、19票。
今月末実家のお母さんが豪州に行くというので、Kちゃんの実家宛てにまとめて送付。が、実家の住所が分からず、昨日は、Nに久々に電話したり、Kちゃんに手紙を書いたり。しかし、国内便は重くても安いねえ。
しかし、『風車祭』も『スノウ・クラッシュ』も『フィアサム・エンジン』も、送りたいと猛烈に思うものに限って、ハードカバーなのは何故。海外に重いのはちょっとなあ。
ところで、Kちゃんは『デューン』を全部読んだんだろうか?
たまに本を買う時は、地元の書店を使うことにしている。誰かさんみたいに、集中的に注文しまくって、ついに自分好みの本屋にカスタマイズしてしまうなどということはできないが、まー、単純に地元に本屋がなくなったらいざという時に困るので、大書店に行けば必ずあるとわかっていても、近所で注文して買う。交通費かかんないし。
んだが、やっぱりなかなかなくて困る。今回の狙いは4月に発売していたらしいてんとうむしコミックスの漫画。あー、気づくの遅すぎ? しかし普段全然見ないからわからなかったのだが、てんとうむしコミックスってほとんどもう置いていないんだねえ。『ドラえもん』の他に3点あればいい方。弟がコロコロ派だったので、一時期のコロコロ全盛時(『おぼちゃまくん』『ドッヂ弾平』とか、ミニ四駆の頃)から考えると、見事な消えっぷりだねえ。こんなもの? 会社の最寄り駅を、反対側までまわって探し、帰りも一駅手前で降りて、探すのだが、全然置いていない。昨日は注文せずに帰宅。
帰ると、先ほど寄ったばかりの本屋から、マガジンハウスのPR誌『マグ・レター』が届いたとの連絡。枡野浩一さんの川島誠『800』書評の分は持っているのだが、他のも読みたくなって相談したら、取り寄せてくれたらしい(汗)。『ロッカーズ』も注文しているんだから、それと一緒でよかったのに。
というわけで、今日、それだけをタダでいただくのは申し訳ないので、昨日のてんとうむしをやっぱり注文してしまった。いつ来るのやら。どっちかっつーと、義務本なので、恐ろしいやら辛いやら。くー。
昨日注文したてんとうむしは、版元品切れで重版待ちだという電話が入る。7月中旬にまた予約を入れてくれ、とのこと。これだから、これだからっ!! はあ、まあいいけど。
雑誌で連載していると知りながら、油断していた私が悪ぅございます。ええ。まあ、重版がかかる(んだろうな、本当に?)ことを喜べばいいんだろうが、この手の原作付きのやつは、一時期にどばっと売れてその後は、それこそブックオフで溢れかえることが目に見えている。1ヶ月? 先に見つけてしまうよ、確実に……。見つけたらそっち買っちゃうよ、もちろん。1ヶ月後にだって手に入るとは限らない、そのリスクを考えると、やっぱり。目の前に有る奴(しかも、安い)に手を出さず、ぐっと我慢しろというのか。私の通勤路には、それに出会う可能性があるような大きな書店は全くないが、ブックオフならあるんだよ。定期で行ける範囲に大き目のが2つ……。あーあ。まあ、増刷されたらまた買って、片方は豪州行き……というのが妥当ですな。
てんとうむしがこれだけしか棚を持っていないのだとしたら、本が実際に並んでいた期間はどの程度だったんだろう。ネットでたまたま検索しなければ、その存在にすら気づず、現実世界でのランデブーなど、一切不可能であったはずだ。本と人との出会いはドレークの方程式的。
今日は雨が上がったので、帰りに途中下車して書店を一応チェック。見つからず。ブックオフに行ってもなく(第一、どのあたりに並んでいるのかすら分からなかった。大判のてんとうむし?)、悔しかったので、バカSFの名高いクリス・ボイス『キャッチ・ワールド』を買ってみたり。なんか、そういう気分。
今週から青春アドベンチャーは『封神演義』、全60回。第一部、第二部各20回は再放送で、第三部のみ新作とのことだが、本放送は聴いていない。原作も未読。漫画も読んだことがないので、まるっきり初めて。
60回、12週、約3ヶ月の長丁場、全部聴けるか? 幸いなことに、コンポの時計のずれを直した時に(買ってから3度目。精度悪すぎ)、何の拍子か、タイマー立ち上がり時に音が鳴るようになった。これはラッキー。
それにしても、やったらキャスティングが豪華。予備知識が皆無に等しいものだから、ドラえもん、峰不二子、セガタ三四郎、波平、ボヤッキー、目玉オヤジが、そのまんまで仙人やってたり、鶴になってたり、狐の化物になっていたり、王様やっていたりと、脳内映像も絢爛豪華。藤岡弘が「ダッキ(<峰不二子)ニャンニャン(漢字をあてないと、なおさら雰囲気が出る(嘘))と永遠の悦びを味わうためにも(はあと)、ふっふっふっふ」とのろけている姿は、なかなか楽しい。ボヤッキーの「湿気ってるだけかも〜」もナイス。ほのぼのしているなあ。でも、石橋蓮司は、ちょっとイマイチ。
いやしかし、こういうのは、一挙に終わらせてしまうのが吉ですよ。『西遊妖猿伝』……。よよ(泣)。
髪はメッシュ、腕には龍の痣、手にはギターの(俺的)ヘヴィメタ兄ちゃん(挿絵だと、パンツも皮っぽい)が、魔王(?)な話。
ふむー、二、三十年前の二時間枠テレビ時代劇(勿論フィルム)を見たような感じ。古いものの匂いがするのは、訳文のせいもあるんだろうけれども(非常に読みやすい文体ではあったが)、ストーリーが、キャラクターがそれっぽい。特にマーク……。話が大げさな割にチープになっているのは、マークのこの情けない我侭坊ちゃん的性格が原因だろう。ストーリーは、結構凝っているところもあるけれども、基本的にはひたすらベタ。こういうベタなものから来る安心感は、やっぱり時代劇を見る感覚に似ている。そういう意味で、それなりに読後満足したんだが、当初想像していたものとはかなり違う気が。これはゼラズニイの平均的な著作なんでしょうか。他は『ドリーム・マスター』しか持ってない。
ま、いいや。積み残し気味の謎とか色々あるみたいなので、そのまま『外道の市』に突入。
川島誠ページに、すどー。さん@博士の異常な愛情(仮)の読書日記『電話がなっている』、『夏のこどもたち』、『しろいくまとくすのき』のリンクを追加。
『電話がなっている』(短篇、単体)を、子供の頃に読んだとしたら、訳の分からないところも無茶苦茶恐かったと思うのですよ。でも、それよりも、繰り返される「電話がなっている。君からだ。」というフレーズ、
電話がなっている。君からだ。もう、いい。おねがいだから、かけるのをやめてくれないか。ぼくは、でられない。ベッドで赤ん坊のように丸くなって、自分で自分のからだを抱きしめているのが、ぼくのようなおくびょうものにはふさわしい。
この、今にも叫びだしそうな、切迫したモノローグが恐い。一旦は切れても、またしばらくして掛かってくる電話。近未来の物語だけれども、黒電話のジリリリリという音がふさわしい。そのベルがなる度に、凍り付く主人公。蘇る、二人の関係の深さを物語る(子供には意味不明だからこそ、わからないなりの)重く熱い記憶。そして、「裏切り」ということば。
今は、この語りが平仮名ばかりなのも、恐い。主人公は中学3年生で、偏差値62なんだから、絶対に漢字で考えているはずなのに、平仮名で起こされているのが恐い。このお話単独での対象年齢はいくつだ?
称号として、「児童文学の地雷原」ってのはどうでしょう。『電話がなっている』の地雷と、『夏のこどもたち』の地雷と、『しろいくまとくすのき』の地雷は、全部種類が違いますから(^^;。
先週八百屋でナンジャタウン1000円割引の券をもらったのだが、期限が今月いっぱいだったので、土曜日初めて行ってみた。
フリーパス3900円が2900円。朝10時半頃から夕方5時ごろまでいたんだが、とにかく疲れた。ひたすら歩かされるアトラクションばかりなのだ。しかも一つ一つ結構時間がかかる。40分とか、90分とか。一応ナイトパスがあるけれども、そんなんで入っても仕方がないのでは。ゆっくり遊ぶつもりで行かなければ、とてもじゃないぞ。まあ、そこそこ楽しかった。謎解きとかクイズも解けたので、シールももらえたし、Bは縁日の輪投げで縫いぐるみを二つゲットした。でも、また行こうと言う気にはならないかも。福引きで割引券をもらったんだけどねえ。
池袋に出たのならば!ってことで、やっとまんがの森にてゲット。上巻のみ。この本屋ではビニールを掛けておらず、棚で見つけて手にとってぱらぱらとめくった時に、非常に悪い予感がした。絵が止まってませんか……。とりあえずでも、レジに持って行って、下巻を店員さんに聞いたりしている時に、ふと表紙カバー見返し部分を見て、愕然。「作者のことば」と共に、自画像と思しきソバージュグラサンの女性が一人。そうですか、ついに一人になってしまわれたのですか……。そういう気配は以前からないでもなかったけど(だいたい、「姫川明」というペンネームからして、ねえ?)。でも、数人、あれ?と思うキャラもあり。エキストラばっかだけど。マロンは小野キャラじゃないですか? つーか、エポナの周辺。176ページの少年とか。……なんか、自信がなくなってきた。でも、小野キャラ好きなんよ、私(滂沱)。
ストーリーは、うーん……。ゲームの漫画化だからなあ。下巻、買うかなあ。でも、オリジナル書いて欲しいんだよなあ。できれば『ルウ・ガル』の続きを。でも、一人になっちゃったんなら、無理か……。ファンタジーとして書き方が中途半端なのが痛いんだよなあ、これ。結構致命的に。ああ、でもでも……。
しかし、酷いな、インフォシークで「狩鷹明 小野ぬい」で検索したら、私んところと、小源太サイン色紙しか釣れない(泣)。そんなにマイナーだったの?