実は私は非常に涙もろいのだ。結構すぐに泣く。しかし映画で泣いたのは久し振りだったような気がする。映画自体をあまり見ない事もあるが、映画館で泣いた映画って思い出せない。最近(?)では『ディープインパクト』で泣きかけたが、「死んでも泣くものか、このクソ映画!!!!」と思ってこらえたので、落涙はしなかったはず。
つーか、涙を流すというのは、条件反射的な物で、それで作品の善し悪しがはかれるものではないのだよな。人が死ねば悲しいし、泣くもんだ。それと作品全体のできがいいか悪いかは無関係なんだろうが、泣いただけで感動しちゃったような気になるのは困りもの。だから、人が死ぬ映画とか小説って強いんだろうけど、安易に人を死なせて感動を誘ったり、決着をつけたりする作品ってのは好きになれん。だいたい、部屋で一人で読む本と比べて、映画館って大勢の人がいるから泣きにくいでしょう。一応化粧もしているしねえ。
今日は、老婆60年の三角関係映画『ナビィの恋』で、みっともないくらいに泣いてしまった。もう恵達が、恵達が……。=>オフィシャルページ?
後半、やはりあちこちから啜り泣きが聞こえてきたのだが、恵達が「ランチはトゥエルブオクロックでいいよ」「あれは60年前ロングロングアゴーのことだった」とか、言うたびに涙交じりの笑いが漏れて、ああもう素晴らしいよ、恵達。本当にこの台詞回しは絶妙。沖縄弁(すまん、おぼえてない)と標準語と英語のちゃんぽんってのは、当然この島の複雑な歴史を思わせるのだが、そういったことも重くならずに流してしまえる。恵達にとっては重くて辛い三角関係をも。
エンドタイトルは大抵見ずに席を立ってしまうのに、今日は立てなかった。周りもほとんどじっと座っていたしね。んで、パンフレット、1200円の本、そしてサントラまで買ってしまったよ。ああ、もう一度見てもいいねえ……('-')。
昼過ぎに、ちょっと買い物に行こうと出かけたら、駅の前でおばさんに声をかけられた。車で送ってもらったのだが財布を車に忘れてきて困っているので、電話を代わりにかけて欲しいとのこと。そのくらいならお安い御用なので、引き受ける。もしかしたら車が元のところで待っているかもしれないというので、200メートルついて行った。
道すがら、脳溢血をした時に耳に機械を埋め込んだため、普通の会話は出来るのだが、電話が苦手なのだということ、婦人科系の癌の手術を最近したなどということを話してくれた。
んで、「どちらにお勤めですか?」と聞く。んでまあ、会社員です、とか、出版社です、とか言っておいた。何度も聞くので、会社の所在と、社名を言うと、近所で花屋をやっているのでよく知っている……「あの有名な」という答えが返ってきたので、思わずこちらは「ほえええぇ?」と奇怪な声を出してしまった。
その後も会社のある辺りにはイトーヨーカドーはあるが商店街が良くないなどと話しながら、車がいるかもしれない通りに出た。が、車はない。そこで緑電話から電話をかけるが(小銭は割と持っているのに、100円玉を差し出したが、勿体無いからと10円玉を4枚ほど受け取ってかけた)、留守の模様。
おばさんは困っている様子である。なんでも以前手術してたところから出血しているとか、病院に行きたいんだが3000円しかないのでタクシーに乗れないとか。
この辺りから、遅まきながら私もニゲタイと思いはじめたのだが、やっぱりお金を貸してくれと来た〜〜〜。
寸借か〜〜〜('-';;;;;;;。
ああ、でも嫌とは言いにくい私(涙)。つーか、正直結構気が動転していた。とりあえず、持っていた生理用ナプキンを渡し、救急車を呼ことを薦めたが、それは嫌なのだと言うし、うがー、どうするよー。こ、ことわりにくいよう〜〜。
しかも間の悪い事に、私の財布には無け無しの5000円札が1枚あるだけ(あとで勘定すると、小銭入れには200円しかなかった)。仕方なく5000円を貸すことにして、住所と電話番号と名前のメモをもらった。詐欺だったとしたら、運が悪かった、教訓だったって事で(;_;)。そうでないことを祈るけどさ。
会社の場所は判っているので、必ずお礼(卓上に飾れる小さなクリスマスツリーだそうな)を持っていきますから、と言い残して、直後、まるでグルのようなタイミングであらわれたタクシーに乗り込み、おばさんは去って行った。
後に残された私は、素寒貧で呆然と商店街に立ち尽くすのみ。なんかもー、この体験を人に話さずにはおれず、その緑電話から友人に電話して状況を説明すると、「交番に行くか、110番すればよかったじゃん」と言われた。そりゃそうだ(;_;)って、オレ、馬鹿?(はい、馬鹿です) あと、やっぱり身分証明書(病気なら当然保健証を持ち歩いているはず)を見せてもらうとか、住所の郵便番号をきくとか(たまたま照合できるものを持っていた)、色々と出来たはずなのに。「また、ぼれそうな顔して歩いていたんだろう」と言われたが、道を聞かれる頻度は高いが、こんなのは初めてだい!
帰宅後インターネットタウンページで検索してみても、そんな花屋ないよ〜〜ん(号泣)。
果たして私の5000円、無事に帰ってくるのでありましょうか。
を読みはじめた。2本目途中。これがまた良いのだよ……(;_;)。
ここまで来ると、自分が単に「沖縄」「老人」というキーワードに反応しているだけなのかと思ってしまうが、いいと感じている事は事実なので、一時の熱だったとしてもまあ、良いのだ。
記念すべき2000年のカレンダーは、贈った本のお礼としてKちゃんが豪州から送ってくれたもの。どんなものがいいのか、と聞かれて、写真じゃないものがいいと言ったら、Daniel Merriamとかいう人のカレンダーが届いた。「わけわからんファンタジーとか、変な竜がいる奴」と言っていたものなんだろうが、これがなかなか良いぞ('▽')。ありがと〜(^-^)ノ。ってことで、こっちもヴォネガットを鋭意探索中。
4本目「軍鶏」途中。人の生き死にを書いているものが多いので、池上永一に比べれば結構重め。だが、意外にストレートなので、『復活、へび女』にある空恐ろしさはそれほどない。物悲しさの方が強いかな。どれもオモシロイ。また今年のベスト更新か!?<コラコラ
とか思っていたら、森山さんから、お見舞いがてら?目取真いいよねでも誰も読まないね(要旨)メールをいただいたので、インフォシークで「目取真俊 and 魂込め」と検索してみたら、うぎゃー、マジで、森山さんのページしか引っ掛からなくてびっくり。マイナー作家ならまだしも、結構最近の芥川賞作家ですぜ、あんた。
しかし私は芥川賞受賞作『水滴』は未読なのだった。なんか、受賞物って斜に構えてしまうから駄目だよな。加えて、図書館で借り辛くなるので、物理的に読めないということもある。でも、世の中の大半の人は本を買って読むんだから、そんなことはなくて、賞を取った本は話題になるし、沢山店頭のとても目立つところに並ぶから、それだけ沢山の人が買っていくはずなのだ。『水滴』だって、何週間かベストセラーリストに上っていた記憶があるし、それなりに読まれていたんだろうと思う。面白くなかったのかな? 借りて来ねば。
つーか、これって、ホラーとか幻想文学ってやつだよね?? 結構ちまたではホラーブームだったりするようだし、幻想文学系のページもあちこちにあるのに、ロボットが引っかけなかっただけなのか?(;_;) 映画も沖縄ブーム(随分前からだが)の昨今、単にWeb読書系サイト運営者の趣向と合わないということなんだろうか? 読み終わったら探索してみよう。
ついでに、「池上永一 and へび女」だと、小太郎さんちのみ。なぜなんだ〜〜(T-T)。
掲示板書き込みどうも有り難うございます(;_;)。というわけで、またもや『チグユー』問題です。ネタバレ防止用に背景と同系色にします。
【
私は自分がSFファンかどうかすらアヤシイのですが、『チグユー』に関しては、SF云々、ジャンル云々以前の問題ではなかろうかと……(^^;。人間が描けている云々(by山周選評)以前の問題です。小説として、いかんとも。
まず、文章として、どうかと思う(例:ネタバレ以下の「と、まあ、このダイアナの台詞で判ってしまう。」問題)というレベルで、私にはどうにもこうにも、駄目。文章が文章になっていないので、読者に伝える気があるのかと疑ってしまう。誰か(編集者なり、校正なり)が何とか言ってやれよ〜。駄目じゃん〜!! 幻想的掲示板(過去ログが発掘できず)を見ていて、編集者の責任のような気がしてきた(^^;。
んで、もうちょっと大きく見ると、人物の書き分けがなっていないとかそういう話になるのですが、それも、どのキャラも同じような口をきくというレベルで(;_;)、です。極めて登場人物が少ない筈なのに、性格の書き分けというところまでも行けない。これには、あの独特の文体も関わってくると思うのだが、文体については、ああいうものあってもいいとは思ってはいる。が、それも著者が制御できるという前提のもとで初めて言えることであって、「ダイアナ」の章での口調の崩れっぷりを見ると、制御できているとは思えない(;_;)。他にも展開の不自然さとか、説得力の無さとか、強引さとか、色々あるけど、以前書いたことの繰り返しになるので……(^^;。
確かに、神林長平の小説が神林長平的であるのと同じ程度に、新井素子の小説は新井素子的でしょう。でも、それ以上に私には、これが商品として売られてしまう(そして、結構売れる)という点において、「新井素子」という存在が非常に特殊なものだと思う(^^;。
それとも、これでいいんですか、この文章でいいんですか、この展開でいいんですか、説得力が無くてもいいんですか、これでいいから、このまま売られているのでしょうか、だから小説として駄目だろうが、SFとして駄目(by山周)だろうが、山周候補になったりするんでしょうか。やっぱりもとこひめにかんむりをということなのか。でも、もとこひめ世界が山周の領域まで伸びているとは思えず、謎謎謎。】
稗田さんの"SF特有?の「フィクションとしての世界の強度」みたいなもの』"というのは、SFって、現実をはみ出した題材を扱うからこそ、他のどこかの部分では、より現実的であろうとする側面があるじゃないですか。そういうものなら、私もSFを読む時に求めてはいると思う。小説が読者と物語世界をつなぐ綱をいかにうまく縒って見せてくれるかということは、SFを読む時の醍醐味の一つでしょう。リアリティ(または説得力)のないSFが私は苦手なので(とっさに思い付かないし)、そう思っているだけなのかもしれないが、私的にはSOWとはまた別に、SFの醍醐味の相当大きな部分を占める点ではある。その綱は、科学にしてもいいし、社会にしてもいいし、人間にしてもいいし、不安でも、神様でも、死でも、好奇心でも、何でもいいんだけど。
私は「宇宙船で別の星に移民する」というシチュエーションだと、自動的にSFに分類してしまうのだが、SFがいいSFたろうとする部分(上記のような部分)が『チグユー』には感じられなかった。でもまあ、謎が謎としての体を成さないミステリというのがアリ(ですよね??)なのと同じくらい、SFがSFとしてがんばっていないSFもアリだと思う。それがいいSFなのかどうかは別にして。
私も「日本SF」における新井素子の位置は知りたくてたまらない。選評が待ち遠しい。
この断絶はどこからくるのでショッカー……。
5本目途中。図書館で『水滴』を借りてきた。
町田康の文は大阪弁の呼吸で読むものだと思っていたので、実家が御近所な青木さんが合わないというのは意外なり('-')。むむむ。
は、ぼーっと歌(J-POP系)を聴くように読むもんだと思っているです。だらんだらんと頭の中に意味を残さず、ただただ流れていく文章が心地よい。しかも母国語ってのが、私にはナイス。大概ダメな主人公のダメさ加減も、だら〜んとした気分にはぴったりで、ぐたーっと寝転がりながら休日に読むのに最適。って、ちゃうのか?(^^;
勿論大阪弁なら何でも良いということはなくて、あの呼吸の感覚は、相当上手いと思う。単に私に合っているだけなのかもしれないけれども。だって、呼吸の感覚、だもんなあ(;。意味を伴わず、文章のリズムだけで、気持ちよくなれる作風は貴重。但し、気持ちよくて眠くなっちゃうのが難なので、短篇一つをたまーに読むのがよろしい()。
ちなみにうちにある本はサイン入り。たまたま通りがかった時に、結構空いていたので、もらってしまった。清水次郎長関係の講演も聞いた。ちょっと歌って欲しかった。「笑い」とか、生で聞いたら凄そうだ。
むー、『復活、へび女』の感想を書いていたら時間切れ。短篇集の感想ってあまり書かないからなあ。どう書けばいいやら。一つ一つに書いていたら時間がかかるし、冗長になるし、うがー。あ、だからWebでも引っ掛からないのか?
『魂込め』はあと数ページ。多分寝ころがってすぐに読了でしょう。
今週は何かと教訓になることが多い週であった。って、ワタクシがオオオバカなだけですか? そうですね、そうでしょうとも! ご迷惑をお掛けしてすみません>特に店(よよ)。
お問い合わせがありましたので(感謝m(__)m)補足しておきますと、地下にあって、とっても大きな改札口を私はイメージしておりますが、駄目?(;_;) いざとなりゃ電話で!<怠慢
持っていくものは、『kanon』『イーシャの舟』『戦争の法』と、うちの会社のブツのパンフレット、以上でしょうか?? 『800』も持って行こう。
日頃の大間抜けっぷりを遺憾無く発揮してしまったのでした(;_;)。年末の新宿を甘く見ていたり(;_;)(;_;)。えーん、だめだめやん〜。
ご迷惑をお掛けして申し訳ありませんでしたm(__)m。埋め合わせさせてください〜。
話題になったこと。『クリスタルサイレンス』は面白いのか/『デッド・オア・アライブ』は面白いらしい/『ゴジラ』はすごいらしい/『鉄男』では普通の人は眠らないらしい/『太陽を盗んだ男』は見なければいけないらしい/『ループ』はしょうもない/が、長谷川和彦が書いた映画『ループ』脚本は素晴らしかったらしい/沖縄を見たければ『ベストキッド2』を見なければならないらしい/『ウンタマギルー』はやっぱりつまらない/寮さんは最近まで8インチフロッピィで小説を書いていたらしい(じゃない、5インチだったそうな。どうもです(^^;>総統)
運転免許更新の時間待ち中に読了。面白かった。「オキナワン・ブック・レビュー」とか、最高っす。でも、どうしてもこうしても沖縄を書くには戦争・基地・ユタ辺りを絡めないといけないのだろうか。2冊まるまるそうだったので、ちょっとびっくり。とは言っても、個々がそれぞれ際立って面白かったから、いいんだけど。池上永一とは対照的かも。
待ち時間次いでに200ml献血。成分じゃない献血は多分高校時代以来、献血自体も1年半以上やっていなかった筈。全血って、ものの数分で終わるんだなあ。当たり前なんだろうけど、新鮮な驚き。
難関の視力検査も当てずっぽうで何とかクリアし(6年前に作った眼鏡では……。コンタクト付けりゃ良かった)、めでたくゴールド免許を獲得。世の中間違っているような気がする……。
豪州のKちゃんと1時間以上喋った。電話代は大丈夫なんだろうか。火曜日、馬に足を踏まれて、親指の爪をまるまる剥がしてしまった話とか、日本では報道されていない日本人絡みの事件の話とか、ゲーム事情とか、ビザを更新してもう1年豪州にいるかもとか。気になるのは、10月に送ったはずの文庫本4冊入りの郵便物が届いていないこと。事故ったんだろうか。