★高見広春『バトル・ロワイアル』★ジョン・クラカワー『空へ』★ジョーン・B・ニシカワ『電脳走査線ハイッバー・コップ』 この休みは、思いのほか読書にいそしむことが出来た。うーん、うれしい。
ところで、『バトル・ロワイアル』っていうヨミは何なんだろう? 『ダブ(エ)ストン街道』以上に割れを起こしている。曰く『バトルロワイアル』『バトルロワイヤル』『バトル・ロワイヤル』等々。サーチエンジンで検索する時は、高見広春 and バトル が適当か。
この夏は、猫を叩きに帰ったといっても過言ではない。猫エイズに侵された飼い猫のミーが、我が家に帰ってきて1年。当初2、3ヶ月と言われていたにもかかわらず、未だ存命中だ。が、2ヶ月前に比べれば、明らかに禿の個数も面積も増えた。抵抗力が弱まったせいで鼻先に黒い黴も生え、まるでシャムねこのような顔つきになっている。元々シャムの血が入っているので、妙に似合っていて、かっこいい<飼い主馬鹿。
それにしても、異様なのは耳だ。左耳がはれ上がった重みで垂れており、うーん、外国の高級な猫にこういうのいたよな?という顔つき。片耳だけなんだけれども。私が帰省する直前に、獣医に行って、一応注射で血を抜いたのだが、5000円もかかるうえに、普段の背中の注射の時には知らん顔の猫が、唸って母を引っかくほど痛かったらしい。柔道の餃子耳のようなもので、特に実害はないということなので、とりあえず放っておくことにしたらしい。本人(猫?)も特に痛かったり痒かったりする様なことはなく、緊張すればきちんと立つし、重くて垂れているのが気になる程度だし。
もし腐ったりした場合は、耳切断になるそうだ。うひゃー、ドラえもん。しかもミーは十分に体が弱っているため、麻酔が使えないのだ。えぐすぎ。余命短いのがわかりきっているのに、何もそんなに酷いことしないでもいいからねえ。うーん。ちなみにミーの名前の由来は、妹曰く「耳ちょんぎれ」なのだった。名前のせい?
相変わらず食欲はあるのだが、足腰は相当弱ってきたようだ。たまに刺し身(冷凍ものは嫌いで食べない)を手からやると、へっぴり腰だし、伸びをしたまま、後ろ足を伸ばしきった形でひしゃげたりしている。そのせいで運動不足になって、便通が悪いのが悩みの種。こっちとしては、うんこをしなくなったら終わりだという認識があるので、1日うんこがなければ、無理矢理外に連れて行って、走らせたりしなければいけない。糖尿の気があるらしく、水はよく飲むし、おしっこはよくするんだけれども。
で、最近は、人間のそばにすりよってきて、体を叩かれると嬉しいらしい。それも、優しく叩くというのではなく、太鼓のように「ポン! ポン!」と音が出るほど強く叩かれないと気が済まない。こちらが疲れて叩くのをやめると、身を起こしてじっと目を見詰められ、平気で1時間、2時間要求され続けるので、だるいのなんの。あー、しかも猫の体温高いしね。母曰く、ここまできて腎臓が大丈夫なのはポンポンのせいかも、ということらしいが、とりあえず血行促進の効果はありそう。
うーん、次帰る時まで生きているかなあ? って、来週また帰るんだよ〜ん<なぜ!?
というわけで、引き続き休み中のネタ。つーか、ローカルネタ。
奈良においしくて安いフランス料理の店があるというので、両親と奈良女生の妹と一緒に行ってみた。
吉川亭(0742-23-7675 奈良県奈良市花芝町17)という、商店街の中の埋もれてしまいそうな雑居ビル1Fにある店なんだが、1500円で定食が食べられる。定食といってもメインのほかに、スープ、サラダ、ライス(又はパン)、デザート、コーヒー(又は紅茶)が付いてくる。コースは別に3000円と5000円の物があるのだが、4人だと万を越えるので、断念(妹は卒業するまでに5000円のコースを食うことを目標としている)。
その日のメインはハンバーグだったんだが、これがあっさりしていてうまい。量もちょうどいい感じだけれども、男の人には少ないかもしれない……などと思っていたところに、デザート登場である。
このデザートがすげー。大きな(というか、普通サイズの)手作りプリンに加え、別皿にチョコレートケーキと、オレンジシャーベット、ワインゼリー。1500円の定食だよ? しかもこれがおいしいんだよな(;_;)。特にワインゼリーがうまい。洋菓子系は苦手な父も全部平らげた。
しかし、これだけリーズナブルな店であるにもかかわらず、客は少ない。店自体それほど広いわけでもないんだが、私たち以外には4人家族連れがいるだけ。入れ違いに老夫婦が入ってきたけれども、2ヶ月前に妹と母が来た時は、2時間近く2人きりだったらしい。
というのも、ここのマスター、相当怖いのだ。席でぺちゃくちゃしゃべっていると、「出て行け!」とか言われるらしいし、バイトの女の子に向かって、「おぃ(ぇ)おぃ(ぇ)」という口調は、確かにびびってしまう。実際、奈良女ではおいしいという前に怖いという噂が先に立っているのだという。勿体無いなあ。ちなみにバイトの女の子も奈良女生で妹の後輩らしいんだが、だいたいバイトは奈良女生。でも、バイト代は500円/hと、相当安い(飲食店って結構ハードだし)。マスターも実際に恐ろしい人なんだが、まかないが激烈に旨いため、一度始めると辞められないとか。少なくとも、この日のバイトさんは、2ヶ月前と同じだったそうな。
というわけで、たまーにね、たまーに、奈良に近い方はどうぞ。
2年ほど前かなあ、うちの近所に創価学会の大きな集会所みたいなのができた。うちは別に仏教でも学会員でも公明党でもないので関係ないんだが、その辺の通りが妙に活気付いているのでよしとする。
が、飲食店のガイドブックで、たまーに池田が紹介されている時にはきまって取り上げられる南欧料理の店が、集会所の向かいにあるのだが、それが高い上に激マズだった。ランチで2000円以上を平気で取るわけだから、地元の人間相手じゃないことは明白だが、魚も肉も焼き加減が最悪。とにかく何もかもがパサパサなのだ。ソースもまずく、スズキのバルサミコソースは失敗したあんかけのようだった。ああいう味なのかもしれないが、理解に苦しむ。
でも流行っているんだよな。解せん。
あまりの暑さに音を上げて、図書館に涼みに行くことにした。とりあえず雑誌を読んだり。『本の雑誌』8月号に、『バトル・ロワイアル』について、「ホラー大賞じゃなくて、SF大賞に応募したら良かったのに」とかなんとか書かれていたと思うんだが、SF大賞って応募するものなんだっけ。新人賞だっけか。うがー! う"ーん、『本の雑誌』なんだから、話題にする作家の著作の数を大幅に間違えたり、用語を自分中心の定義に言い換えたりするのはまずくはないのかなあ……。つーか、SF大賞って……、マイナーだからだろう、多分、きっと。
というわけで、借りたのは、イアン・バンクス『秘密』と、J.G.バラード『ウォー・フィーバー』。『蜂工場』が読みやすかったので、本当は訳者の野村芳夫の本を借りてきたかったのだが、検索端末が占領されっぱなしだったため、素直にバンクスの『秘密』を借りることにした。でも、今検索したらクーンツか、『チョンクオ』ばかりだったので、検索しても借りなかったか。そういえば、『チョンクオ』もギャフン落ちなんだっけ。
バラードは『殺す』しか読んだことがないんだが、どうも私はこの人とギブスンを混同しているので、いかん。ちなみにギブスンは未読なんだが、『ニューロマンサー』をなぜかずっとバラードだと思っていたり、いかんいかん。
他にも結構混同しているものはあるが、門田『黒豹』泰明、大薮『金狼』春彦、西村『鯱』寿行なんかは、多分動物つながり、オヤジ系、黒い背表紙、妙に冊数多い(古本屋バイト的印象)という共通項が有るので分かりやすいんだがなあ。にしても、いかんがな。
されてしまったのだった>三井京子編著『100人のレイプ体験』(データハウス)。うーむ、安田雅企著『幼児性愛―狂気するペドフィル犯罪』(ベストセラーズ)と一緒に頼んだから怪しげだったのかしら(でも、こっちは買ってくれそうだよ?)。
でもね、2400円だよ? 5月発行の新刊だし。大田区以外の城南地区(って何だ?)の他館でも所蔵されていないということで、相互貸借も出来ませんと言われた。なぜに、ゆえに?? つーか、リクエスト本が他館になくて、且つ購入可能であれば、利用者に提供するために買ってくれませんかね。他館利用者のためにもさ。とか思うです、利用者的には。それでこその相互貸借! 財政難だろうけど、値段も高くないし……、なら自分で買えってか?(^^;
うーん、私的には図書館に置いておいて、色んな人が閲覧するのに意味がある(まさにそれを目的に作られた)本らしいので(私は前書きしか読んでいない)、是非図書館に買って欲しいんですよ。公共の福祉っすよ。んで、これ、なんで駄目なの? 内容が過激だからかな?
なんていうことは言いませんでしたが(時間がなかったし)、とりあえず新刊なので、これから購入する館があるかもしれないし(望み薄)、調査続行をお願いしてきました。うちの近所の区にもリクエストするしか。実は現在有効なカードはあと1枚あるし……('-')フフフ。一人人海戦術(悪趣味)。
月下工房#書評系のサイトウマサトクさんち(DOS/Vカスタム見ました。でも、どすぶい滅多にいじらないので、購入には至りませんでした)の本棚。多分我が部屋の蔵書の総数が、その未読書棚写真くらいです(^^;。
昔、本棚の写真の見せ合いっこしようよ、と某所で持ち掛けたら、本棚を見せるのはパンツを見せるのと同じである、愚か者!(一部嘘)みたいに怒られたです。いや、見せたくない人は見せなくていいし、隠したい本は隠して取りゃいいじゃんと思ったんですがね。人んちに行ったら、思わず見ちゃうでしょ、楽しいでしょ? ちゃうかなー。うちは、乱雑だし、デジカメないんでお見せできませんが。
そういえば、『ずぼん』最新号はまだ? 新連載の「こだわりの書棚」の奴、楽しみにしているんですけど、単にチェックしていないから見かけないだけかも。
Webで沢山感想のあがっている小説だからといって、スゴイとは限らない。それは小説そのものの価値とは関係なく、単に知名度と話題性の問題でしかない。Webでほとんど取り上げられていなくても、いい本はある(だからといって、取り上げられない本=いい本ではない)。話題性が全てとは言わないけれども、9割方はそれだと思ったり。話題になったらわっと増えて、下火になったら忘れ去られる。んで、どのサイトのラインナップも似通ってきちゃう。Webが即時性のあるメディアであればあるほど、その要素が強く現われると思う。『本の雑誌』見ても、今更な話題ばかりだなあと思えてしまう、この悪影響ったら(^^;。
ついでに、誉めている人が多いからといって、いい本であるとも限らない。Webで誉めない感想をあげる人が少ないからだ。だから、面白くないと思う人がいたとしても(万人が面白いと思う本などない)、それを感想としてWebにあげることが少ないだけ。中には、面白くなかった本でも、ちょっとはイイトコロを見つけて書くことを表明しているページもあって、それはそれでその人のスタンスなんだろうと思うけれども、それってその人は一体何のためにやっているんだろう。誰のために?
まあ、確かに誰がどこで見ているのかわからない世界だから、その小説の熱心なファンの人がいたり、著者本人が見ていたりするかもしれない、それを不快にさせたくない/文句を言われても困るということはあるだろう。そうした場合は、Webにあげないということも一つの手だとおもうけれども、ちょっとでもいい所を見つけて上げちゃう人もいるんだろうなあ。前者はともかく、後者は自分を偽ってまで一体誰のために?と思ってしまう。
だいたい世の中に100%どこにも傷がなく、面白い小説があるのだろうか。私は不幸にして出会ったことがない。どの小説にも面白いと思った部分、面白くないと思った部分があり、それを感じた部分の一つ一つが愛すべき素直な自分の「感動」なのだと思う。面白くないと思ったその感性を卑下してはならない。殺してはならない。わからなかったんならわからなかったでそれでいい。知ったかぶりする必要はないよね。そう思ったんなら、そう思った、それが正直な気持ちだ。
面白くないと思ったんなら書かなきゃいいじゃん、というのは私的には非常にツマラン。つまらんと思ったからには、つまらんと思ったなりの理由もあるわけで、それはそれで面白いと思ったのと同じくらい、立派に読んだ結果なのだ。せっかくWebという、何の肩書きもない個人にも発言でき、コミュニケーションもできる場と機会があるんだから、疑問をこそあげてみるべきでは。少なくとも、何も自分で感じようとせずに、まるごと面白いと言ってみたり、面白くもなかったものを面白かったと偽ったり、いらん気遣いから感想をあげなかったりするほうが、なんか違うと思っていたりして。
他人にとっては、誰がどう感じたかの正確な情報こそが、価値あるものだと思うから(あなたは何を求めて他人の感想を巡回している? 手放しの誉め言葉なの?)、正直に感想を書いたりするのは、自分のためであると同時に、他人のためでもある。偽った情報には害はあっても、価値はない。自分にとっても他人にとっても。そっちの方が責任取れなさそうだしな(^^;。説明を求められても、自分が感じた所じゃない所をどうやって説明するんだろう?
まあ、自分で感じることが一番大事なんだと、私は思うだけです。人によっていろいろだ〜。
会社帰り、閉店5分前のスーパーに飛び込んで、塩とインスタントコーヒーと梅干し(色気ナシ)を買い込み、空きっ腹を抱えつつ家路を急いでいると、駅の前を通りすぎざま、一人たたずんでいたおばさんが、ぼそりと低い声で、「……ニッショクダヨ……」とささやいた。
一瞬キな人かとカンチガイしそうになりながら、空を見ると、おお、月が! 裸眼だったので、2重に見えたけれども、きちんと見える物だなあ。そう言えば、今朝のニュースで40%ほど欠けるとかいっていたけれども、すっかり忘れていた。ちょうどピークだったのだろうか。太目の半月くらい。いいものを見せてもらったと、おばさんにお礼を言って、帰った。
でも、確かにニッショクと言われたような気がするなあ……。
というわけで、遅くなりましたがジョーン・B・ニシカワ『電脳走査線ハイッバー・コップ』の感想をあげました。キタが舞台の超馬鹿ナニワSF。それはそうと、これから掃除しなきゃ(;_;)。日記を書く時間がなくなってしまった。うっきー(大汗)。