ニール・スティーブンスン『スノウ・クラッシュ』やっと読了。1ヵ月以上かかっておきながらいうのもアレですが、非常に勢いと元気に溢れた楽しい小説でした(^-^)。こういうのはかなり好きだぞ。
しかしまあ、ここんところの遅読ぶりは我ながら目にあまる。読むのが遅い、というのは相変わらずなんだけれども、実質的に読書に割いている時間が少ないというのが原因。部屋でぼーっとしていたり、漫画を読んでいたりしていることが多いもんなあ、最近(--;。読まなきゃ本のページにならないじゃないか〜(;_;)。
というわけで、新しく借りてきた本。
・『弟を地に埋めて』ロバート・スウィンデルズ/福武書店(児童文学)
世界破滅物が読みたかったので。
・『ザ・ギバー―記憶を伝える者』ロイス・ローリー/講談社(児童文学)
再貸出。上と同じような感じ。
・『ビューティフル』島村洋子/幻冬舎
内容が軽そうだったので。
・『名作コミックを読む』小学館
つまみ読みにちょうど良さそう。
・『ゲームマシンはデイジーデイジーの歌をうたうか』小野不由美,水玉蛍之丞/ソフトバンク
同上。
・『ファビュラス・バーカー・ボーイズの地獄のアメリカ観光』洋泉社
同上。
あああああ、いかん、逃げているぞ、私は(;_;)。
こないだの昼休みにbook.asahi.comを見たら、重松清『エイジ』の書評があったので、読もうと思ったのだが、読めない。どのリンクをクリックしても、表紙がロードされるだけ。URLを見てみると http://book.asahi.com/990221/990221/990221/990221/990221/990221/990221/rev4.htmlとなっていて、こりゃ明らかにおかしいや、とか思っていたら、正常に見ることができるようになっていた。で、『エイジ』の書評を読んでみると、
いままで出ているこの本の書評は、悪いけど、どれもマト外してるもん。
と書いてあった。そこでいままで出ているこの本の書評ってのはどういう物なんだろうと思って、検索してみると、うーん、マトというか。立ち位置の問題かも、などと思ったり。
「このごろの子供は、自分たちの頃とは違う。が、この本を読んで、子供がキレる理由が分かったような気がした」
とか、こういうのが多い。え"え"え"え"え"え"え"〜〜、そういうことかあああ? 私はこの本は、「今も昔も子供ってこんなもんだよね」と思うもんだと思っていたんだが、違うのか?
うーんと、もうちっと正確に行こう。私は『エイジ』はよく書けていると思っている。とにかく、同級生が通り魔事件を起こしてしまった、という中学生のココロの浮わつきを、普通の中学生の日常のもどかしさや、苛立ちを、巧く書けている。「うーん、そうだよねえ」と、そのぐるぐるした気持ちを思い出して、懐かしく思う、私はこういう少年小説は大好きだ。
で、上記のような感想を持つ人ってのは、そういう事どもを「現代の中学生」のココロの動きであって、「ワレワレが中学生だった時代の中学生」(あー、ちなみに、私と同年代の方もいた)とは違うココロの動きだと捉えながら、なお且つ「よく書けている」と言っているわけだ。
もしかしたらマトをはずしたのは重松清の方なのかも、と思わないでもなくなってきた。重松清が『エイジ』で導き出したかった感想は、「今も昔も同じだよね」という事だったと思うのだ。「今と昔は違う」ということではないと思う。そりゃ逆だ。
「今と昔は違う」という感想を導き出したかったのであれば、もっと楽に書けたと思うのだ。楽に、派手に。『エイジ』は、WebやMLなんかで見る限り、これまでの『ナイフ』以降の重松清に比べるとちょっと……というような評判であるように思える。そりゃまあ確かに。華がないというか、パンチ力にかけるというか、巧いと思わせるんだけれども、ぐっとこない、結局作者が何を言いたかったのかわからないというような感想をよくきく。
でも、『エイジ』はそういう派手さや華があってはならない物語だったのだと思う。読んだ人に、自分の中学時代と同じだよね、と思わせるために。派手にすれば派手に出来たはずだし、その方が物語としてはメリハリが出て面白くなったと思う。ほのかに思いを寄せる女の子に告白して両思いになったり、シカトする連中に敢然と立ち向かったり、身近な人(母や姉)が実際に通り魔に襲われたり。「今の中学生は私たちの頃と違う」と思わせるのなら、そうすべきで、でも敢えてしなかったのは「今も昔も同じだね」と思わせるために、意図的なことだったと思うんだが。そういう受け止め方もあったわけか。ふむ。
まあ、早い話が、自分たちの頃が「正常」で今が「異常」だとさらりと言えてしまうというのは、おごりと思い込み以外の何でもないと思うんだが。今も昔も、こういう意味では同じくらい「異常」で、同じくらい「正常」なんだと思う。いつだって首を切り落としてみたいと思う少年・少女はいくらでもいると思うし、そう思っていない少年・少女もいくらでもいるし、春のそよ風ほどのわずかな力で背中を押されるだけで、「実行」してしまう少年・少女もいくらでもいると思う。「実行」するかしないはは、本当にわずかな要因の積み重ねの結果でしかなく、髪の毛ほどの「要因」が10本集まるか、9本しかあつまらないかの違いでしかない。少年・少女に限らず、いつの時代でも誰でも人は危ういし、誰にだってそういう可能性はある。それを「時代」でひとくくりにして、「少年・少女」のせいにして、「自分たちの頃はそんなのはいなかった」って、あーた、何様?
なんか贔屓の引き倒しという気もなきにしもあらず。パンチ不足はそうなんだけど。ま、いいか。
2月下旬に出るという寮美千子『星兎』を探して、渋谷へ。まずブックファーストへ行くが、ない。「パロル舎の新刊で『星兎』はありませんか?」ときくと、同じパロル舎で天沼―『ペリー・ローダン』だけじゃないぞ。『猫迷宮』出たんすか?―春樹が今月出した兎の絵本『旅うさぎ』が出てきた。いや、天沼春樹好きだけど違うです、と言って探してもらう間に読んだら、結構面白かった。絵もきれいだし(上記サイトに表紙画像あり)、話もとぼけていてよい。でも売れなさそう(泣笑)。で、寮美千子だが、検索してもらっても出てこないらしい。パロルの新刊は必ず入るはずということなので、まだ出てないということか〜と思いつつもパルコブックセンターへ。ここでも検索してもらったんだが、出てこないっす(;_;)。未刊新刊情報(こういうのって、母集合がどういうものか想像が付かないので、あまりアテにならんような気がする)にもないし。で、出てないんでしょうか?>寮美千子様。近所の本屋で注文した方が早いか、こりゃ。
#すんません、自分的習慣として、小説の著者は敬称略なんです。呼びかけには敬称付けるんですが。すみません。
9時半に起きて、14時半までだらだらして、図書館。今回は1週間で未読返却率が60%となかなかの成績。
って、ロバート・スウィンデルズ『弟を地に埋めて』福武書店も読んだですよ。読んだですが、うーん。
1988年に日本で刊行された本(原著の刊行は1985のような気がするけれども不明。すまん)なんだけれども、なんだかなあ。イギリスのとある街に突然核兵器が落とされる。どうやら全世界の都市が同様に壊滅状態であるような感じだが、通信が途絶している上に、交通手段もないのでわからない。そこで少年がいかに生きていくかという話なんだが、それだけなのだった。あとはご想像の通りという感じ。定石を一度もはずさないお話だった。まあ、ジュブナイルだし、悪くはないんだろうなあ、これで。でも、読んで面白かったかといわれれば、全く面白くなかったのだが。
唯一印象深かったのは、主人公の恋人(?)の姉の産んだ子供に口がなく、錯乱した恋人がその子供のことを「ヒロシマ・ベイビー」と叫んだ個所。なんだかグサっと来てしまったんだが、こだわるのはよそう。
さて、図書館でロイス・ローリーの他の本も探そうと検索端末に入力したのだが、出てこない。ローリーロイスでいいはずなんだが、ローリーだと時間がかかるし、結局だめ(あの端末はかなり重い。ヤマダマサキなんて10分近くかかった覚えが)。試しにロイスローリーにしても駄目で、結局カウンターで探してもらったんだが、どうやったら出てきたんだろうか。わからん。
借りたのは
の二冊。そういう気分?
って同じ物なんだろうか? よくわからん。
普段、私がこのようなもの(ビーフストロガノフもどきと呼んでいる)を作る時はルーを使わないし。肉(薄切りに限らない)と野菜(タマネギだけに限らない)を適当に炒めて、赤ワインをどばっと加えて煮込み、さらにトマトジュースをじょぼじょぼと加え、鷹の爪を一つ放り込み、一煮立ちすると、それらしいものができている。普通はでみぐらすそーすとか使うんだっけ? だったらこれは違うものなんだろうが、味的には私が思っているビーフストロガノフ、あるいはハヤシライスと違わないので、ビーフストロガノフもどき、なんだが。
今日はRがおいしいといっていた、「完熟トマトのハヤシライスソース」を使うことにした。安売りしてたし。なんか普段の方法って、ルウを使うよりも高く付いているような気がして。このシリーズは「完熟トマトのクリームシチュー」が以前(一年以上前のような気がする)非常にまずかったような記憶がある(Rも言っていた)のだが、これはトマト臭さがよろしい感じ。ただ味はいいんだけれども、自分で作る時よりもくどくてしょっぱい。小麦粉の粘りに違和感がある。鷹の爪は足そう。あ、でもマッシュルームをつまみ食いしてみたら、いい感じにうまい。うーん、このルーはやっぱりいいかも(^-^)。
しかしどうして、ハヤシライスとかビーフストロガノフとかって野菜はタマネギだけなんだろう? この作り方を見ても、牛肉とタマネギだけだもんなあ。写真には明らかにマッシュルームが入っていますが。今回はタマネギに加えて、ジャガイモとベビーキャロットと、生マッシュルームを入れた。このマッシュルームが安かったんだれども掌くらいの大きさがあって、しかも量が多かったものだから、煮込みはさながらクラゲの海のよう。明日の朝からは当分これ食べていれば生きていけるさね。